オンライン開催:食品安全確保の強化を目指して-WHOの食品安全決議をふまえた日本の取り組み

  • 日程:
    2020年11月27日(金)
  • 時間:
    15:00-17:00 (JST)(7:00-9:00(CET))
  • 会場:
    オンラインセミナー ※ZoomウェビナーまたはYouTubeで視聴いただけます。
  • 主催:

    厚生労働科学研究「食品行政における国際整合性の確保と食品分野の国際動向に関する研究」研究班(代表:渡邉敬浩 国立医薬品食品衛生研究所安全情報部 第一室長)

  • 共催:

    厚生労働省、東京大学未来ビジョン研究センター

  • 言語:

    日本語

  • 参加申込み:

    要事前参加申込み(参加無料)。
    11月25日(水)夕方、UTokyo_IFI技術ガバナンスユニット事務局から招待URLをお送りしました。メールが届いていない方はお手数ですがifi_tg@ifi.u-tokyo.ac.jpまでご連絡ください。

  • 定員:

    300名(定員になり次第受付を終了します)

定員に達したため申込みを締め切りました。
開催趣旨

世界保健機関(WHO)の総会では、2000年以降、10年ごとに食品安全決議を採択してきました。本年はその節目の年であり、新たに「食品安全決議・食品安全への取り組みの強化(Food Safety Resolution:Strengthening efforts on food safety)」を採択しました。

食の安全の問題は、グローバル化の進展、気候変動のような長期的課題、SDGsを重視する新たな価値観への対応、新規技術・イノベーションの導入などの新たな課題に加えて、従来からの食へのアクセス・栄養の確保といった根本的な問題など、様々な問題を包含します。このため、その解決には、国際機関・国・事業者・消費者が多層的に議論し、問題認識の共有をしていくことが求められます。WHO総会で食品安全決議が採択された本年は、まさに、WHOやコーデックス等の食品安全を担う国際機関、そして日本を含む各国の公衆衛生担当省庁が、数ある公衆衛生の課題のなかで、食品安全分野にどのように取り組めばよいのかを検討する、重要なタイミングと言えます。

本シンポジウムは、WHOにおける食品安全に関する取り組みの進展と今回の食品安全決議をふまえ、現在我々が直面している問題や、将来的に取り組むべき新たな課題を十分に関係者間で共有することを目的としています。まず、第一部では、WHOの事務局長補(Universal Health Coverage / Healthier Populations)の山本尚子氏から、本食品安全決議の意義と日本への期待を述べていただき、その後、WHOのユニバーサル・ヘルス・カバレッジ/健康づくり局、栄養・食品安全部の山本ライン氏より基調講演で食品安全決議の具体的内容についてご講演いただきます。

続く第二部では、本シンポジウムを主催する厚生労働行政推進調査事業費補助金 食品の安全確保推進研究事業の研究班が、本決議の動向を踏まえて昨年度実施した研究課題の背景と目的について厚生労働省国際食品室の扇屋りん室長からご説明いただいたうえで、それぞれの研究分担者(山口大学 豊福肇 教授、熊谷優子 和洋女子大学 教授、太田亜里美 新潟県立大学 准教授)から、ご報告いただきます。

プログラム(予定)
  • 司会

    松尾真紀子, 東京大学 公共政策大学院 未来ビジョン研究センター 特任准教授

  • 【第一部】15:00-15:55
  • オープニング

    渡邉敬浩(国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 第一室室長)

  • WHOにおけるFood safetyに関する取り組みと日本への期待

    山本尚子, WHOユニバーサル・ヘルス・カバレッジ/健康づくり担当事務局長補

  • 基調講演:WHOのFood Safety Resolutionの概要

    山本ライン, WHOユニバーサル・ヘルス・カバレッジ/健康づくり局、栄養・食品安全部サイエンティスト

  • 【第二部】15:55-17:00
  • WHO決議をふまえた厚労省の取り組み

    扇屋りん, 厚生労働省 医薬・生活衛生局 生活衛生・食品安全企画課 国際食品室長

  • Food Safetyにおける新しい技術の研究

    豊福 肇, 山口大学 共同獣医学部 教授

  • 食品に起因する疾病の負荷推計に関する研究

    熊谷優子, 和洋女子大学家政学部 健康栄養学科 教授

  • 高齢者の『健康な食へのアクセス』に関連する要因の検討

    太田亜里美, 新潟県立大学 人間生活学部 健康栄養学科 准教授

  • 山本尚子WHO事務局長補からのコメント
  • クロージング

    渡邉敬浩, 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 第一室室長

登壇者略歴

山本 尚子, WHO ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ/健康づくり担当事務局長補
現在WHOで、疾病予防、健康づくり、栄養、食品衛生、水衛生、環境、労働衛生、事故防止、暴力対策などを担当。
1985年に(旧)厚生省に入省後、エイズ結核感染症課課長補佐、臓器移植対策室室長補佐、浦安市助役、国連日本政府代表部参事官、防衛省衛生官、疾病対策課長、北海道厚生局長などを経て、厚生労働省総括審議官(国際保健担当)を務めたのち、WHO事務局長補に就任。
1985年札幌医科大学医学部卒業。1991年岡山大学で医学博士号、1992年米国ジョンズホプキンス大学で公衆衛生修士号を取得。

山本 ライン, WHO ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ/健康づくり局、栄養・食品安全部サイエンティスト
現在WHOで、非感染性疾患(Non-Communicable Diseases)予防のための健康的な食事に関する、科学的ガイダンスや国際的な枠組みの策定などに携わっている。
2006年に農林水産省に入省。食品安全のリスクコミュニケーション・食育推進、食品に含まれる汚染物質のリスク評価担当官、薬剤耐性問題のリスク管理担当専門官などを経て、2017年にFAOとWHOの合同組織であるコーデックス委員会事務局でFood Standards Officerとして勤務。2019年より現職。
2004年東京大学理学部生物学科卒業、2006年同大学理学系研究科生物科学専攻にて理学修士号取得。2011年に米国ハーバード大学公衆衛生大学院にて理学修士号、2016年に同大学院栄養学部で理学博士号(栄養疫学)を取得。

豊福 肇, 山口大学共同獣医学部 教授
現在、山口大学共同獣医学部で獣医公衆衛生学、獣医疫学等を担当。
1985年に(旧)厚生省入省後、WHO食品安全部(JEMRA(FAO/WHO合同微生物リスク評価専門家会議事務局への出向、国立保健医療科学院国際協力研究部上席主任研究官等を経て、2013年より現職。
1985年北海道大学大学院 獣医学研究科昭和1985年修了(獣医学博士)。

熊谷 優子, 和洋女子大学家政学部健康栄養学科 教授
現在、和洋女子大学で食品衛生学、公衆衛生学を担当。
1987年に(旧)厚生省に入省後、食品安全部監視安全課課長補佐、食品安全部食中毒被害情報管理室長、国立感染症研究所国際協力室長を経て、2019年より現職。
1987年岩手大学農学部獣医学科修士課程を修了、2015年に東京大学で獣医学博士号を取得。

太田 亜里美, 新潟県立大学人間生活学部健康栄養学科 准教授
現在、新潟県立大学で健康管理学概論・各論、海外研修(ハワイ・インドネシア)を担当。
1999年新潟大学小児科学教室入局、小児科医として勤務。2008年ハーバード公衆衛生大学院 武見フェロー等を経て、2009年から現職。
1999年富山医科薬科大学医学部卒業 。2005年新潟大学医歯学総合研究科公衆衛生学(現国際保健学)分野医学博士課程修了。

問合せ先

東京大学未来ビジョン研究センター
技術ガバナンス研究ユニット
ifi_tg★ifi.u-tokyo.ac.jp