【本ユニットは、2021年8月をもちまして研究活動を終了いたしました】
趣旨
社会・生態システムの統合化による自然資本・生態系サービスの予測評価(PANCES:Predicting and Assessing Natural Capital and Ecosystem Services)は、社会・生態システムの統合モデルの構築により、将来の自然資本・生態系サービス(自然の恵み)及びそれらの自然的・社会経済的な価値の予測・評価を行い、いくつかのシナリオの提示を通して、豊かな自然共生社会のあるべき姿を示すことを目的としています。また、研究を通じて科学と政策の連携を強化する方策を探り、国内外の生物多様性政策や国際的枠組みへの貢献を目指します。
PANCESは、日本の30の研究機関と100名を超える研究者が総力を挙げて取り組む大型プロジェクトです。また、国際的な取組との連携を強化するために、国内外の著名な研究者をアドバイザーに迎えています。
次の4つのテーマを有機的に連携させ、社会・生態システムの統合モデルを構築します。
テーマ1:
社会・生態システムの統合モデルの構築と科学・政策インターフェースの強化
テーマ2:
陸域における自然資本・生態系サービスがもたらす自然的価値の予測評価
テーマ3:
海域における自然資本・生態系サービスがもたらす自然的価値の予測評価
テーマ4:
自然資本・生態系サービスの社会経済的価値の予測評価と自然資本の重層的ガバナンス
協力機関
東京大学、国連大学、国立環境研究所社会環境システム研究センター、地球環境戦略研究機関、東北大学、森林総合研究所、北海道大学、海洋研究開発機構、国立環境研究所生物・生態系環境研究センター、水産研究・教育機構中央水産研究所、京都大学、慶応義塾大学、九州大学