SDGsシンポジウム2023: 都市と自然 その連関の探求と持続可能性へ向けた課題解決のデザイン

  • 日程:
    2023年02月28日(火)
  • 時間:
    15:00-16:00 学生ポスターセッション
    16:30-19:30 シンポジウム
  • 会場:
    会場参加 : 伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホール(東京大学・本郷キャンパス)
    オンライン参加 : Zoom ウェビナー
  • 共催:

    Springer Nature
    東京大学

  • 言語:

    英語(日本語の同時通訳あり)

  • 申し込み:

    事前登録制(参加無料)となります。以下のURLよりお申し込みください。

    個人情報について
    ご登録時にご記入いただきました個人情報につきましては、シンポジウム主催者の東京大学未来ビジョン研究センターとシュプリンガーネイチャー・ジャパン株式会社および事務局を担当する株式会社プライムインターナショナルが管理します。
    次回以降のイベントや主催機関についてのご案内を送付するため、そして主催機関の活動促進、広報、クオリティー向上の為に今後活用させていただきます。
    法令により開示を求められた場合を除き、この情報を第三者に開示することはありません。

開催概要

SDGs シンポジウム2023は、どのように都市と都市活動が自然に影響を与えるか、またどのように自然が都市の課題を解決する助けとなるのかという両方の観点において、都市と自然の交差する領域を探求します。この機会に、都市、自然、他のSDGsとの境界領域で働く、国内外からの有名な研究者、学生、若手研究者を招待し、どのように研究がこれらの多面的な現象を説明し、高い社会的な関連性とインパクトをもって解決策を生み出すことができるのか、積極的なディスカッションを行います。皆さまのご参加をお待ちしております。

プログラム
  • 15:00-16:00
    学生ポスターセッション
  • 16:30-16:40
    開会の辞

    藤井 輝夫
    (東京大学総長)

  • 16:40-17:00
    基調講演1

    シューメイ・バイ
    (オーストラリア国立大学教授、東京大学客員教授)

  • 17:00-17:20
    基調講演2

    フィリップ・キャンベル
    (シュプリンガーネイチャー編集長)

  • 17:20-17:25
    休憩
  • 17:25-18:05
    パネルプレゼンテーション

    トーマス・エルムクビスト
    (ストックホルム大学教授、東京大学客員教授)

    曽我 昌史
    (東京大学准教授)

    新保 奈穂美
    (兵庫県立大学講師)

    モニカ・コンテスタービレ
    (シュプリンガーネイチャー、ネイチャーサステナビリティ チーフエディター)

  • 18:05-18:15
    休憩
  • 18:15-19:25
    パネルディスカッション (基調講演者及びパネルプレゼンテーション発表者)

    進行役:亀山 康子
    (東京大学教授)

  • 19:25-19:30
    閉会の辞

    アントワーン・ブーケ
    (シュプリンガーネイチャー 代表取締役社長)

お問合せ

Secretariat of SDGs Symposium 2023
E-mail: sdg_sympo2023★pco-prime.com(★→@)

東京大学とシュプリンガーネイチャーは2023年2月28日に、「都市、自然、持続可能な開発目標(SDGs)」に関するシンポジウムを共催しました。今回は東京大学とシュプリンガーネイチャーが共催する4回目のSDGsシンポジウムであり、2019年、2021年、2022年の過去3回では、それぞれ異なるSDGsの目標に焦点を当ててきました。2023年の本シンポジウムでは、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」に加えて、SDGsの他の目標との接点に焦点を当てました。これは、生活様式と消費のパターンが遠く離れた場所の自然に一層大きな影響を与えるような形に変化していることに関連して、世界中で見られる急速な都市化が持続可能性に重大な波及効果を及ぼしているという本シンポジウムの実行委員会の中での共通認識に基づくものです。さらに、消費、廃棄からインフラや資源へのアクセスに至るまでの多くの都市プロセスが、都市域内、都市と都市の間、都市と地方の間での不平等を鮮明にしていることも背景にあります。

2023年のSDGsシンポジウムのテーマである「都市、自然、持続可能性」は、経験豊富な研究者や実務家と次世代の研究者の双方による議論を通じて、地球規模の持続可能性の課題解決に向けた総合知的アプローチの意義を共有するという、一連のSDGsシンポジウムの長期的な目標に整合するものです。このような趣旨を反映し、本シンポジウムでは、都市、自然、持続可能性という横断的なテーマについて豊富な経験を有し国際的に活動する研究者や出版社、そして日本から若手の学者や学生を集めました。登壇者については、専門分野、所属機関、性別、キャリアの段階に関して、包摂性を達成できるよう特に配慮しました。登壇者は、世界の第一線で活動する研究者2名(バイ教授、エルムクビスト教授)、シュプリンガーネイチャーの編集長(キャンベル卿)、Nature Sustainability チーフエディター(コンテスタービレ博士)、日本の新進気鋭の研究者2名(曽我博士、新保博士)です。本シンポジウムの東京大学側の幹事は、本学で総合知的アプローチによる研究活動を実践する研究者の拠点である未来ビジョン研究センター(IFI)が務めました。

本シンポジウムには世界97か国から約1,400名の参加登録があり、東京大学伊藤国際学術研究センターで63名、オンラインで390名の合計453名が参加しました。オンライン参加者は約56%が日本から、約44%が海外からの参加でした。学術・研究機関だけでなく、民間企業、政府機関、市民社会からの参加者も多く、本イベントの学際的な魅力を示しています。また、学生や若手研究者の登録も多く見られました。
※報告全文は以下をご参照ください。