アンコンシャス・バイアスのVR研修の可能性と課題:ダイバーシティ経営推進に向けたアンコンシャス・バイアス研修について (経済産業省委託事業に関する報告会2)
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日程:2023年02月22日(水)
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時間:14:30-15:30
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会場:オンライン (Zoomウェビナー)
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主催:
東京大学未来ビジョン研究センター(経済産業省委託事業)
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協力:
株式会社SoW Insight、超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム アフェクティブメディアWG
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言語:
日本語
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参加費:
無料
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参加申込:
要事前申込。参加申込みフォームからお申込みください。(申込締切: 2月21日(火) 8:00)
※参加お申し込みの方に、事務局より開催前日にZoom URLをメールにてお送りいたします。2月21日(火) に事務局より参加URLをお送り致しました。BCC送信の為、迷惑メールフォルダもご確認の上、ご案内が届いていない場合は、お手数ですが事務局(ifi_ai@ifi.u-tokyo.ac.jp)までご連絡ください。
東京大学未来ビジョン研究センターは、本イベントに伴いフォームにてご登録いただいた個人情報について、本イベントの配信URLの提供および今後の活動についての情報を提供するために取得し、この目的の限りにおいて経済産業省との間で共同利用する他はいかなる第三者への提供も行いません。
現在、企業には多様な人材がその能力を発揮して価値創造を実現していく「ダイバーシティ経営」の推進が求められています。しかしながら、「世界競争力報告2019年」の「労働ダイバーシティ」の項目で、日本は141カ国・地域のうち106位に低迷するなど、ダイバーシティの実現には課題を抱えた状態です。
企業におけるダイバーシティの実現を妨げる課題の一つとして、ほとんどの人が持つと言われているアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の存在があげられています。アンコンシャス・バイアスとは、先入観や固定概念によるものの見方、捉え方のゆがみ、偏りのことであり、ほとんどの人が持つと言われ、人間が効率的に情報を処理するために無意識下で分類を行うために起きてしまいます。無意識であるからこそ、それを認識し、マネジメントしていくことが重要であるとされています。
本事業では、バーチャル・リアリティ(VR)を用いて他者の視点の体験を行うことで共感を促進することが、アンコンシャス・バイアスへの気づきと適切な職場コミュニケーションを促すことにつながるとの考えのもと、VRコンテンツを用いたダイバーシティ研修ワークショップを企画し、いくつかの企業にて検証してまいりました。
企画したワークショップは、VRコンテンツの体験と子育て中の当事者とのディスカッションから構成されます。VRコンテンツの特徴としては、上司の立場と子育て中の部下の立場の両方を体験することにより、互いの立場を相互に学びあえる作りとなっている点があげられます。このように異なる立場を相互に体験すること、さらに体験後に子育て中の当事者とのディスカッションの時間を設けることによってお互いの立場に対する共感や、その後の行動変容に結び付くのではないのかという仮説の元、ワークショッププログラムを開発してきました。
また開発したワークショップを用いて、その効果を検証するためのユーザスタディを実施しました。
これらの紹介を通して、VRを用いた研修の可能性と今後の課題について参加者の皆さんと一緒に考えていきます。
本イベントは経済産業省委託事業(※)の一環として行っています。
※経済産業省令和4年度産業経済研究委託事業(ダイバーシティ経営推進に向けたアンコンシャス・バイアス研修のあり方と効果測定指標等に関する調査)
<同日開催>
アンコンシャス・バイアスにはどう取り組めばよいのか?: ダイバーシティ経営推進に向けたアンコンシャス・バイアス研修について (経済産業省委託事業に関する報告会1)
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14:30-14:45VRを活用した子育て体験ワークショップ調査結果
工藤 龍 (東京大学大学院学際情報学府 修士課程)
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14:45-15:15パネルディスカッション
三村 国雄 (キリンホールディングス株式会社 人事総務部企画・組織開発担当主査 多様性推進チームリーダー)
廣瀬 哲章 (味の素株式会社 人事部 人事グループ D&I推進チーム マネージャー)
鳴海 拓志 (東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授)司会:中条 薫 (東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員/株式会社SoW Insight代表取締役社長)
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15:15-15:25質疑応答
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15:25-15:30閉会挨拶
村山 恵子 (経済産業省 経済産業政策局 経済社会政策室 室長補佐)
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全体司会:江間 有沙 (東京大学未来ビジョン研究センター 准教授)
東京大学未来ビジョン研究センター
AIガバナンスプロジェクト事務局
E-mail: ifi_ai[at]ifi.u-tokyo.ac.jp([at]→@に置き換えてください)
2023年2月22日(水)に東京大学未来ビジョン研究センター主催で「アンコンシャス・バイアスのVR研修の可能性と課題:ダイバーシティ経営推進に向けたアンコンシャス・バイアス研修について (経済産業省委託事業に関する報告会2)」と題したオンラインイベントを開催しました。
現在、企業には多様な人材がその能力を発揮して価値創造を実現していく「ダイバーシティ経営」の推進が求められています。しかしながら、「世界競争力報告2019年」の「労働ダイバーシティ」の項目で、日本は141カ国・地域のうち106位に低迷するなど、ダイバーシティの実現には課題を抱えた状態です。
企業におけるダイバーシティの実現を妨げる課題の一つとして、ほとんどの人が持つと言われているアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の存在があげられています。アンコンシャス・バイアスとは、先入観や固定観念によるものの見方、捉え方のゆがみ、偏りのことであり、ほとんどの人が持つと言われ、人間が効率的に情報を処理するために無意識下で分類を行うために起きてしまいます。無意識であるからこそ、それを認識し、マネジメントしていくことが重要であるとされています。
本事業では、バーチャル・リアリティ(VR)を用いて他者の視点の体験を行うことで共感を促進することが、アンコンシャス・バイアスへの気づきと適切な職場でのコミュニケーションを促すことにつながるとの考えのもと、VRコンテンツを用いたダイバーシティ研修ワークショップを企画し、いくつかの企業にて検証してまいりました。
企画したワークショップは、VRコンテンツの体験と子育て中の当事者とのディスカッションから構成されます。VRコンテンツの特徴としては、上司の立場と子育て中の部下の立場の両方を体験することにより、互いの立場を相互に学びあえる作りとなっている点があげられます。このように異なる立場を相互に体験すること、さらに体験後に子育て中の当事者とのディスカッションの時間を設けることによってお互いの立場に対する共感や、その後の行動変容に結び付くのではないのかという仮説のもと、ワークショッププログラムを開発してきました。
また開発したワークショップを用いて、その効果を検証するためのユーザスタディを実施しました。これらの紹介を通して、VRを用いた研修の可能性と今後の課題について参加者の皆さんと一緒に考えました。