2023 IARU-ALH Annual Conference, The University of Tokyo
Longevity and Well-being for a Sustainable Society and Future

  • 日程:
    2023年10月16日(月) 2023年10月18日(水)
  • 会場:
    伊藤国際学術研究センター
  • 共催:

    東京大学未来ビジョン研究センター
    人生100年を設計する超高齢社会まちづくり研究ユニット

    東京大学高齢社会総合研究機構

  • 対象:

    東京大学・IARUメンバー大学所属の学生、研究員、教員

概要

この度、本学本部が推進している将来の世界的リーダーを養成する本学を含む世界トップクラスの11研究大学による、教育研究における連携推進を目的とした大学連合IARU: International Alliance of Research Universities(国際研究型大学連合)のAgeing, Longevity, and Health(ALH)グループでは、2023年10月16〜18日の3日間、東京大学でカンファレンスを開催致します。

IARU(国際研究型大学連合)のもとで2012年からエイジングと健康に関する共創研究や人的交流を推進するAging, Longevity, and Health(ALH)イニシアティブが活動しており、東京大学未来ビジョン研究センター コミュニティ協創部門 人生100年を設計する超高齢社会まちづくり研究ユニットと高齢社会総合研究機構(IOG)は、その取り組みに参加し国際ワークショップの開催や参加、若手研究者の交流を積極的に行っています。

このカンファレンスは、メンバー校が持ち回りで開催しておりALH分野で将来活躍が見込まれる学生や若手研究者の育成およびネットワークづくりを推進すること、また、人口高齢化や長寿化に伴う世界的な課題、そして各国の特徴のある地域コミュニティの理想像等に関する連携を深めることを目的に開催いたします。

今回のカンファレンスには、オーストラリア国立大学(ANU),シンガポール国立大学(NUS),北京大学,スイス連邦工科大学チューリッヒ(ETHZ),ケンブリッジ大学,オックスフォード大学,イコペンハーゲン大学などからシニア・ファカルティ、学生・若手研究者が参加予定で、本学からもWINGS-GLAFSプログラムなどから多数のの発表者が参加し活発な議論とネットワークが期待されるイベントとなっています。

2023年10月16日
  • 午前
    Welcome Speech, keynote lectures and self-introduction by all participants

    Keynote lectures by
    •Dr. Kensuke FUKUSHI, Director, Institute for Future Initiatives, The University of Tokyo

    Future of local community in Anthropocene
    •Dr. Yuto KITAMURA, Professor, Graduate School of Education, The University of Tokyo
    Healthy aging and well-being through the promotion of lifelong learning

  • 午後
    大学院生やEarly Career Researchersによる研究計画・成果の口頭発表
2023年10月17日
  • 午前
    大学院生やEarly Career Researchersによる研究計画・成果の口頭発表
  • 午後
    Plenary discussion – “Longevity and Well-being for a Sustainable Society and Future”

    •Introductory presentations of themes for discussion 
    •ワークショップ:グループワークと発表

2023年10月18日
  • Room1

    ALH Steering Committee Meeting

  • Room2

    Early Career Researchers: Network Meeting

  • Reflections & Closing Remarks

お問合せ

東京大学未来ビジョン研究センター
人生100年を設計する超高齢社会まちづくり研究ユニット

東京大学高齢社会総合研究機構

IARU-ALH カンファレンス事務局

Email:iaru_alh2023★iog.u-tokyo.ac.jp (★→@)

IARU: International Alliance of Research Universities国際研究型大学連合のAging, Longevity, and Health(ALH)グループでは、Longevity and Well-being for a Sustainable Society and Futureをテーマとし国際会議を開催しました。

IARU(国際研究型大学連合)のもとで2012年からエイジングと健康に関する共創研究や人的交流を推進するAging, Longevity, and Health (ALH)イニシアティブが活動しており、高齢社会総合研究機構(IOG)と未来ビジョン研究センター(IFI) コミュニティ協創部門 人生100年を設計する超高齢社会まちづくり研究ユニットは、その取り組みに参加し国際ワークショップの開催や参加、若手研究者の交流を積極的に行ってきました。

IARU Aging, Longevity, and Health (ALH)グループでは、2023年10月16日(月)~18日(水)に東京大学 伊藤国際学術研究センターにおいて東京大学・IARUメンバー大学所属の学生、研究員、教員などを対象にLongevity and Well-being for a Sustainable Society and Futureをテーマとし高齢社会総合研究機構と未来ビジョン研究センターの共催で2023 IARU-ALH Annual Conferenceを開催しました。

このカンファレンスは、メンバー校が持ち回りで開催しておりALH分野で将来活躍が見込まれる学生や若手研究者の育成およびネットワークづくりを推進すること、また、人口高齢化や長寿化に伴う世界的な課題、そして各国の特徴のある地域コミュニティの理想像等に関する連携を深めることを目的として開催しているものです。

今回のカンファレンスには、オーストラリア国立大学(ANU),シンガポール国立大学(NUS),北京大学,スイス連邦工科大学チューリッヒ(ETHZ),ケンブリッジ大学,オックスフォード大学,コペンハーゲン大学などからシニア・ファカルティ、学生・若手研究者が対面で参加し、本学からもWINGS-GLAFSプログラムなどから10名、合計20名の発表が行われました。また、その他の学生参加者も活発な議論とネットワーキングを行いました。この3日間のプログラムは、高齢化社会のリーダーとして期待される大学院生やEarly Career Researchersが、科学が高齢化・高齢化社会の問題にどのように貢献できるかを学び、意見交換を行い、老年学研究の国際的なネットーワークに加わるという、またとない機会を提供するものでもありました。

初日は、大学院生やEarly Career Researchersが、医学、バイオ・エンジニアリング、生物学、心理学、神経科学、社会経済学、環境学、技術、医療統計など多様な分野における各自の研究の取り組みや成果を発表しました。参加者は、加齢と健康に関する最新の課題や、健康な高齢社会を実現するために世界中の研究者や社会がどのように研究をしているかを学ぶ貴重な機会となりました。

2日目は、上記のプレゼンテーションの他に今回の学会のテーマである”Longevity and Well-being for a Sustainable Society and Future”に関して特にウェルビーイングや日本の観念であるIKIGAIについてのワークショップを実施しました。参加者は、5つのグループに分かれ、1) Sharing your country’s situation, 2) How IKIGAI/purpose in life should be measured?, 3) How to encourage/empower IKIGAI/purpose of life of older adults?について活発な議論を行いました。

最終日には、Steering CommitteeとEarly Career Researchersの二つのグループに分かれ、これまでの活動の振り返りと今後の取り組みなどが話し合われたのち、参加者全員で3日間の経験を振り返り、共有しました。この学会で交わされた議論や構築されたネットワークは、ALH分野に持続的な影響をもたらすであろう貴重な成果となりました。