東京大学未来ビジョン研究センター「空気の価値化ビジョン」社会連携研究部門-経済協力開発機構(OECD) 中間報告ワークショップ
「猛暑と大気汚染が社会・経済に与える影響に関する指標開発を目指して -日本における被害リスクと脆弱性の測定」

  • 日程:
    2025年09月02日(火)
  • 時間:
    15:00-16:50
  • 会場:
    伊藤国際学術研究センター3階中教室
  • 形式:

    ハイブリッド開催 (対面/Zoom併用)

  • 使用言語:

    日本語と英語 (同時通訳)

  • 主催:

    東京大学未来ビジョン研究センター「空気の価値化ビジョン」社会連携研究部門
    OECD

  • お申込み:

    ※主催元である 東京大学未来ビジョン研究センター「空気の価値化ビジョン」社会連携研究部門 は、本イベントの情報を提供するため、お申込みの皆様の個人情報を収集させていただきますが、この情報は主催元以外のいかなる第三者にも開示いたしません。

開催趣旨

東京大学「空気の価値化ビジョン」社会連携研究部門は、昨年度は、猛暑や大気汚染が及ぼす健康影響に対する人々の脆弱性を測定する因子の抽出や、リスク指標の提案を行いました。この中間的な成果は、本年3月末、OECD第15回環境情報作業部会(WPEI)において、「Measuring vulnerability: Air pollution and extreme heat in Japan」として報告されたところです。

本ワークショップでは、中間報告を踏まえ、以下の2点を中心に議論を行います。

・脆弱性測定の標準化の意義
気候変動による暑熱や大気汚染の影響を受けやすい脆弱な層や地域を、GIS (Geographic Information System) 手法で把握・評価することの重要性を共有する。あわせて、この指標に東京大学がOECDと共同で取り組むことの国際的・政策的な意義について議論する。

・今後のデータ整備・政策連携に向けた対話
現在進めている日本国内の気候・大気汚染・社会経済データ取得・分析の手法を紹介し、グローバルなデータの整備の必要性を確認する。同時に、科学的根拠に基づく、効果的で衡平な適応策をグローバルに展開するための方向性を探る。

プログラム
  • 開会挨拶・趣旨説明

    坂田一郎
    東京大学工学系研究科教授、総長特別参与・地域未来社会連携研究機構長

  • 挨拶

    矢橋正二郎
    環境省大臣官房総合政策課環境計画室

  • バックグラウンド
    東京大学「空気の価値化ビジョン」社会連携研究部門とOECDプロジェクトの概要

    芳川恒志
    東京大学未来ビジョン研究センター特任教授

  • 報告1
    中間報告への東京大学の貢献
    -日本の猛暑と大気汚染に関する疫学論文調査による脆弱性因子の抽出

    堀之内裕理
    東京大学未来ビジョン研究センター特任講師

  • 報告2
    中間報告の概要
    -分析フレームとリスク指標について

    Villas Vidvei
    OECD環境局環境情報課 (ENV/EPI)

  • パネルディスカッション

    (モデレーター)
    芳川恒志
    東京大学未来ビジョン研究センター特任教授

    (パネリスト)
    山下潤
    九州大学大学院比較社会文化研究院教授/WPEI委員

    Villas Vidvei
    OECD

  • 閉会挨拶

    Ivan Haščič
    OECDシニアエコノミスト

ENV/EPI:Environment Directorate Environmental Performance and Information Division

プログラムは予告なく変更となる場合がございますので了承ください。