IFIトランジション研究セミナー(1月26日) IFI Seminar Series on Sustainability Transitions

  • 日程:
    2022年01月26日(水)
  • 時間:
    日本時間16:45-17:45(CET 8:45-9:45)
  • 会場:
    オンライン(Zoom)
  • 言語:

    英語(日英同時通訳あり)

  • 主催:

    東京大学未来ビジョン研究センター

  • 共催:

    日立東大ラボWG3

  • 定員:

    300名(定員に達し次第受付を終了します)

  • 参加申込み:

    要事前申込(お申込みの方に、1月25日(火)に参加用URLをメールにてお送りしました)
    ※メールが届いていない方は、問合せ先(ifi_tg★ifi.u-tokyo.ac.jp)までご連絡ください。(★→@に置き換えてください)

定員に達したため申込みを締め切りました。
概要

近年、サステナビリティ・トランジション研究は、学問的にも政策的にも注目度が高まっています。エネルギー、モビリティ、その他の社会技術システムにおいて、長年にわたる持続不可能な生産と消費のパターンは、気候変動に代表される巨大な社会的課題と問題をもたらしています。このような課題は、漸進的なイノベーション、あるいはそれぞれの技術の革新では対処することが困難で、むしろ、社会技術システムの根本的な変革を伴うラディカルなイノベーション、すなわち持続可能な移行、新しい社会技術システムへの移行と、そのプロセスをいかに管理し導くかが緊急に必要な課題です。
日本は、2050年までにカーボンニュートラルに移行し、持続可能なエネルギー転換を加速させるという課題に直面しています。そこで、本オンラインセミナーシリーズでは、サステイナビリティ・トランジション研究をリードしてきた欧州の研究者を招き、エネルギー・トランジションに関する知見を共有し、意見交換を行うことを目的としています。

講演者略歴

Dr. Jochen Markard
(Institute of Sustainable Development, Zurich University of Applied Sciences; Department of Management, Technology and Economics, Swiss Federal Institute of Technology, Zurich, Switzerland)

Jochen Markard works as a senior researcher at Zurich University of Applied Sciences and as a lecturer at the Swiss Federal Institute of Technology Zurich.
He has degrees in electrical engineering and energy economics, a PhD in innovation studies and a venia legendi (habilitation) in sustainability and management.
In his research, Jochen studies the interaction of new technologies, business strategies, politics and policies. A focus is on environmental innovations and sustainability transitions.
Jochen works at the intersection of different disciplines, including innovation studies, political sciences and management studies.

講演タイトル・概要

「持続可能性移行とネットゼロ:研究・政策の新たな課題(Sustainability transitions and net-zero: New challenges for research and policy)」

ネット・ゼロ・エネルギーへの移行は、社会的に並外れた挑戦で、そのためには、迅速かつ根本的な、経済全体の変革が必要です。本講演では、大規模な社会技術的変化を研究するための新しい視点であるサステナビリティ・トランジションについて紹介し、ネット・ゼロへの移行に向けた課題についても報告します。現在、私たちの前には2つの新しい動きがあります。複数のセクター(例:輸送、建物)における低炭素電化と、航空、船舶、鉄鋼生産などの「脱炭素化が困難な」産業に取り組むための新しい戦略(例:水素やライフスタイルの変化)です。これらの最近の進展は、研究と政策立案に新たな課題を生み出しています。

問合せ先

東京大学未来ビジョン研究センター
日立東大ラボWG3事務局
ifi_tg★ifi.u-tokyo.ac.jp (★→@に置き換えてください)