UTokyo-ANU戦略的パートナーシップによる水素ワークショップ:日豪における水素と低炭素鉄鋼の可能性

  • 日程:
    2022年03月01日(火)
  • 時間:
    11:30-13:00(JST)
  • 会場:
    ZOOMでのオンライン開催(日英同時通訳付き)
  • 共同主催:

    東京大学公共政策大学院
    東京大学未来ビジョンセンター
    クロフォード公共政策大学院
    Institute for Climate, Energy and Disaster Solutions (ICEDS)

    公共政策大学院と未来ビジョン研究センターは、
    今後の活動についての情報を提供するため皆様の個人情報を収集させていただいております。この情報はいかなる第三者にも開示致しません。

  • 申込:

    参加登録は以下の東京大学公共政策大学院(GraSPP)のウェブサイトよりお願いします。

概要

鉄鋼は、世界経済において極めて重要な構造材料です。また、地球温暖化防止目標を達成するためには、鉄鋼関連の排出量を急速に減少させる必要があります。日本とオーストラリアは、鉄鋼業界の貿易と投資において、歴史的かつ重要なパートナーシップを築いてきました。オーストラリアは世界最大の鉄鉱石生産・輸出国であり、世界の原料炭の19%を生産しています。一方、日本は世界第3位の鉄鋼生産国です。日本とオーストラリアの産業界と研究者の視点から、水素や低炭素鉄鋼の可能性について議論します。

プログラム
  • 11:30 (JST)
    Opening

    オーストラリア国立大学学長ブライアン・シュミット教授

  • Session 1: 水素と低炭素鉄鋼:日豪の視点から

    小宮山 涼一
    東京大学工学系研究科 原子力国際専攻 准教授

    エマ・アイスベット博士
    ANUグランドチャレンジ:アジア太平洋のためのゼロカーボンエネルギー研究部長

  • Session 2: 産業界での日豪協力の可能性

    手塚宏之
    (一社)日本鉄鋼連盟 エネルギー技術委員長、JFEスチール(株)専門主監(フェロー)

    ジョン・パイ
    ANU准教授 ANUグランドチャレンジ:アジア太平洋のためのゼロカーボンエネルギー 金属リサイクルプログラム発起人

    クリストファー・スタンリー・マクマヘン
    フォーテスキュー金属グループ(FMG)テクニカルマーケティングチームマネージャー

  • 12:45 (JST)
    Q&As
登壇者プロフィール

オープニング挨拶

-ブライアン・シュミット教授
オーストラリア国立大学学長
オーストラリアで最も著名な天体物理学者。2011年ノーベル物理学賞受賞。

Session 1

-小宮山 涼一
東京大学工学系研究科 原子力国際専攻 准教授
2003年東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻博士課程修了、博士(工学)。同年日本エネルギー経済研究所入所、主任研究員等を経て、現職。2007年~2009年米国ローレンスバークレー国立研究所客員研究員、2011年~2012年カリフォルニア大学バークレー校客員研究員。専門は、エネルギー・電力システムの数値シミュレーション分析、エネルギーセキュリティ・環境問題の分析。

-エマ・アイスベット
ANUグランドチャレンジ:アジア太平洋のためのゼロカーボンエネルギー研究部長
エネルギー転換の側面から貿易・投資、グリーン産業政策に関する研究で貢献。Bachelor of Engineering (Chemical), a Masters of Science (Env.Mgmt.)取得。theUniversity of California (Berkeley)で PhD (Economics取得。

Session 2

-手塚宏之
(一社)日本鉄鋼連盟 エネルギー技術委員長
日本鉄鋼連盟のエネルギー技術委員会委員長として、日本の鉄鋼業の低炭素社会実行計画(現カーボンニュートラル実行計画)を推進する一方、JFEスチール(株)で地球環境問題担当専門主監(フェロー) として、鉄鋼業界の地球環境問題を担当。経団連国際環境戦略WG座長、世界鉄鋼協会(Worldstel)環境委員長、OECD-BIAC(ビジネス諮問委員会)の環境エネルギー委員会副委員長等を歴任。東京大学工学部物理工学科卒業。MITスローン経営大学院でMBA取得。

-ジョン・パイ
ANU准教授
ANUグランドチャレンジ:アジア太平洋のためのゼロカーボンエネルギー 金属リサイクルプログラム発起人
オーストラリアにおける代表的な研究協力機関である重工業低炭素転換協力研究センターにも従事し、オーストラリアにおける水素製鉄の可能性について研究。University of MelbourneでBachelor of Engineering とBachelor of を取得、the University of New South Walesで PhD in solar thermal energy を取得。

-クリストファー・スタンリー・マクマヘン
フォーテスキュー・金属グループ(FMG)テクニカルマーケティングチームマネージャー
FMGが運営するFortescue Future Industriesは、脱炭素産業のためのグリーン水素やグリーンアンモニアの生産供給に対して大型投資を行っている。テクニカルマーケティングチームでは、代替グリーン鉄鋼製造技術の評価を担当し、フォーテスキューが将来の脱炭素鉄鋼製造に必要な原材料提供ができるように備えている。

問い合わせ

東京大学公共政策大学院
セミナー事務局
E-mail:graspp.pr.j★gs.mail.u-tokyo.ac.jp(★→@に置き換えてください)