オンライン開催:コーデックス60周年記念プレイベント コーデックスの60年を振り返る

  • 日程:
    2022年10月11日(火)
  • 時間:
    15:00-17:30 (JST)
  • 会場:
    オンライン ※ZoomウェビナーまたはYouTubeで視聴いただけます。
  • 主催:

    厚生労働行政推進調査事業費補助金(食品の安全確保推進研究事業)「食品行政における国際整合性の確保と食品分野の国際動向に関する研究」研究班(代表:渡邉 敬浩 国立医薬品食品衛生研究所安全情報部 第一室長)

  • 共催:

    厚生労働省、農林水産省、消費者庁、食品安全委員会、東京大学未来ビジョン研究センター

  • 募集人数:

    300名(先着順)

  • 言語:

    日本語

  • 参加申込方法:

    ※お申込みの方に10月7日(金)午前8時30分過ぎにzoom参加用URLご案内メールを送信しました。メールが届いていない方は事務局(ifi_tg★ifi.u-tokyo.ac.jp ★→@)までお問合せください。

    ※未来ビジョン研究センターは、本イベントのZoomURL情報を提供するため、また、今後の活動についての情報を提供するため、皆様の個人情報を収集させていただいております。この情報はいかなる第三者にも開示いたしません。

定員に達したため申込みを締め切りました。
開催趣旨

国連のFAO(国連食糧農業機関)及びWHO(世界保健機関)により設置された、国際食品規格の策定機関であるコーデックス委員会(※)は、来年60周年を迎えます。食品安全を取り巻く環境は、昨今のパンデミック、地政学的な国際情勢や地球環境問題等の環境要因等により、従来の問題に加えて様々な新たな問題にも直面してます。そうした中、昨年は国連でフードシステムズサミットが開催され、また、本年WHOでは食品安全のグローバル戦略が策定されるなど、国際的にも食品安全を確保する必要性の認識が高まっています。本シンポジウムは、来年コーデックス委員会が60周年を迎えることを契機として、これまでのコーデックス委員会の食品安全分野における功績と、そこにおける日本のこれまでの活動を振り返ります。

基調講演には、コーデックス事務局長であるTom Heilandt(トム ハイランド氏、ビデオメッセージ)、コーデックス及びグローバルな食品安全の確保に取り組み尽力されてこられた宮城島一明氏や吉倉廣氏を迎え、パネルディスカッションでは、さらに、コーデックスに深く関与している有識者を交えて議論することで、知識と経験の継承を行っていきます。

コーデックスにおける国際食品規格の重要性について、国際交渉を担う政府関係者、専門家だけでなく、業界や一般消費者等多様なステークホルダーも含めて広く議論を共有することも大きな目的とします。

※コーデックス委員会は、1963 年にFAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)が合同で設立した政府間組織です。消費者の健康保護、公正な食品貿易を目的とし、食品の規格(コーデックス規格)や基準・ガイドラインなどを定めています。

プログラム(予定)
  • 司会

    松尾 真紀子(東京大学公共政策大学院/未来ビジョン研究センター 特任准教授)

  • 15:00-15:05
    オープニング

    渡邉 敬浩(国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 第一室室長)

  • 15:05-16:20
    【基調講演】

    コーデックス事務局長からのメッセージ(ビデオ・日本語字幕あり)
    Tom Heilandt(トム ハイランド)氏 (コーデックス事務局長)

    「コーデクスのポリティクス」
    宮城島 一明氏 (イオン(株)アドバイザー)

    「遺伝子組換え食品に関するコーデックス作業部会及び食品の今後の問題」
    吉倉 廣氏 (国立感染症研究所名誉所員)

  • 16:20-16:25
    休憩
  • 16:25-17:25
    パネルディスカッション

    パネリスト:
    宮城島 一明氏
    吉倉 廣氏
    豊福 肇 (山口大学共同獣医学部 教授)
    辻山 弥生氏 (公益財団法人 日本乳業技術協会 業務執行理事)
    鬼武 一夫氏 (日本生活協同組合連合会 品質保証本部 総合品質保証担当)

    モデレーター:松尾 真紀子

  • 17:25-17:30
    クロージング

    野田 博之 (厚生労働省 医薬・生活衛生局 生活衛生・食品安全企画課 国際食品室長)

登壇者略歴

(ご登壇順)
宮城島 一明, イオン(株)アドバイザー、同食の安全研究所所長
1986年に厚生省入省後、京都大学医学部助教授(公衆衛生)、FAO・WHO合同食品規格委員会事務局長、国際獣疫事務局次長兼科学技術部長、WHO食品安全・人畜共通感染症部長等を経て、2020年より現職。2021年より長崎大学客員教授

吉倉 廣, 国立感染症研究所名誉所員
東京大学医学部細菌学講座教授(1981-1998)、国立感染症研究所所長(2001-2004)、厚生労働省食品安全部参与(2005-2019)。OECDバイオテクノロジー作業グループ(WPB)(1990年代)、コーデックス組み換え食品作業部会議長(2000-2003及び2005-2008)、コーデックス副議長(2003-2005)

豊福 肇, 山口大学共同獣医学部 教授
現在、山口大学共同獣医学部で獣医公衆衛生学、獣医疫学等を担当。
1985年に(旧)厚生省入省後、WHO食品安全部(JEMRA(FAO/WHO合同微生物リスク評価専門家会議事務局への出向、国立保健医療科学院を経て、2013年から現職、その間、1997年から現在まで、食品衛生部会等の部会に参加している。
1985年北海道大学大学院 獣医学研究科1985年修了(獣医学博士)

辻山 弥生, 公益財団法人日本乳業技術協会 業務執行理事
1985年に農林水産省入省。コーデックスをはじめ、WTO/SPS委員会、TPP協定における交渉等、数々の会議に日本政府代表団員又は団長としての参加に加え、2014~2017年コーデックス委員会副議長を務めた。
2019年に農水省を退職し、2020年から現職。
1985年東京農工大学大学院 農学研究科(獣医学専攻)修士課程修了

鬼武 一夫, 日本生活協同組合連合会 品質保証本部 総合品質保証担当
1982年日生活協同組合連合会 商品検査センターに入協、2000年管理本部人事企画部付け 英国Manchesterに本部を置くThe Co-operative Group Quality & Consumer Care出向、2001年安全政策推進室に帰任、2007年品質保証本部 安全政策推進室長、2017年より現職

問合せ先

東京大学未来ビジョン研究センター
技術ガバナンス研究ユニット
シンポジウム事務局
メール:ifi_tg★ifi.u-tokyo.ac.jp(★→@に置き換えて送信お願いします)