SSUフォーラム「豪州の経済安保における途絶と多元化」
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日程:2024年02月27日(火)
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時間:15:30-17:40
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会場:Zoomによるオンライン
ご登録完了後、会議前日に事務局より招待URLをお送りします。 -
主催:
東京大学未来ビジョン研究センター 安全保障研究ユニット
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言語:
英語(日本語同時通訳あり)
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お申込み:
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今日の米中間の競争は、経済と安全保障の境目を不明瞭にしています。主要国は、産業基盤の強化を含め、経済安全保障を強化する具体的な措置をとっており、機微技術の流出を防ぎ、輸出規制を強めています。経済安保のトレンドはどのようなものか。日本はどのように対応すべきか。2022年以降、東京大学未来ビジョン研究センター安全保障研究ユニット(SSU)は研究プロジェクトを実施し、主要国が採用する経済安保政策について調査してきています。
本フォーラムでは、オーストラリア産業グループの研究・経済部門ディレクターであるジェフリー・ウィルソン氏を迎え、豪州がどのように経済安保リスクをマネージしているかについて議論します。ウィルソン氏は、豪州は近年3つの経済安全上の途絶に直面したと主張します。(1)輸出に対する貿易上の威圧、(2)輸入におけるサプライチェーンの途絶の影響、(3)エネルギー安全保障に対する脱炭素化の影響です。ウィルソン氏は、いかに豪州による貿易の対象及び貿易相手双方における多元化が、経済安保上のリスクをマネージする新たな国家アプローチの指標となってきたかについて議論します。その一方で、同氏は、多元化は、顕著な成功とともに継続する課題を含む、多面的な結果ももたらすこととなったと警告します。
本フォーラムにおいては、著名な学者やビジネス関係者の参加を得て、経済安保や現代の戦略的な環境に関する幅広い諸課題についてパネルディスカッションも行う予定です。
※本フォーラムは、外務省の外交・安全保障調査研究事業費補助金により開催いたします。
世界の経済情勢は近年著しい変化を遂げています。経済的・技術的覇権を巡る米中間の競争の激化および新型コロナウイルス感染症の世界的拡大によるサプライチェーンの混乱を背景に、オーストラリアを含む各国は、自国の経済安全保障上のリスクを特定、評価、管理するための施策を打ち出しています。では、オーストラリアが直面する経済安保上の重要課題とは、どのようなものでしょうか。また、同国は最近経験した経済の途絶の影響を緩和するため、どのような方法をとっているのでしょうか。経済安保リスクを管理する中でオーストラリアが得た経験から、他国が学べる教訓はあるでしょうか。
2024年2月27日、東京大学未来ビジョン研究センター安全保障研究ユニットは、オーストラリア産業グループの研究・経済部門ディレクターであるジェフリー・ウィルソン氏をお迎えし、オーストラリアの経済安全保障の現状について基調講演をいただきました。冒頭、SSUユニット長の高原明生教授(東京大学)から開会のあいさつがありました。ウィルソン氏による基調講演の後、佐竹知彦准教授(青山学院大学)、久野新教授(亜細亜大学)、和田照子(日本経済団体連合会国際経済本部長)も加わり、質疑応答が行われました。司会は、佐橋亮准教授(東京大学)が務めました。
*本フォーラムは、外務省の外交・安全保障調査研究事業費補助金により開催いたしました。
*公開原語はオリジナル音声のみとなります。
*一部聞き取りにくい箇所がございます。