オンラインセミナー「 短期・長期気候政策に関する各国のモデルとシナリオ 」
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日程:2025年03月12日(水)
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時間:14:00-15:00
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会場:Zoomによるオンライン配信
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主催:
JST-低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業「カーボンニュートラル移行の加速に向けた総合知に基づく社会シナリオ」
東京大学未来ビジョン研究センター持続可能な未来のための日本モデル相互比較プラットフォーム(JMIP)研究ユニット
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言語:
英語(日本語同時通訳なし)
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定員:
オンライン参加300名(定員になり次第、受付を終了します)
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参加申込み:
要事前申込(参加費無料) 締切:3月11日(火) 正午
参加申込みフォームからお申込みください。
※主催元であるJST-低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業および東京大学未来ビジョン研究センター持続可能な未来のための日本モデル相互比較プラットフォーム(JMIP)研究ユニットは、本イベントの情報を提供するため、お申込みの皆様の個人情報を収集させていただきますが、この情報は主催元以外のいかなる第三者にも開示いたしません。
科学技術振興機構(JST)低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業のセミナーシリーズのご案内です。
過去10年間、世界中で国別モデルとシナリオの開発が勢いを増しています。モデルベースの気候および排出シナリオは、提案された行動が長期目標と一致するかどうかを判断するための重要な手段です。過去30年間の地球規模の気候および緩和シナリオの開発は、パリ協定(2015年)やグラスゴー協定(2021年)などの国際的な気候合意に貢献してきました。同様に、国別シナリオは、各国の気候および緩和政策の策定に広く貢献しています。
統合評価モデリングコンソーシアム(IAMC)の下にある国別シナリオ科学ワーキンググループ(SWG National)は、国別シナリオの議論を促進し、国別モデルを開発し、国または地域間のシナリオ比較を調整することを目指しています。SWGは昨年、国レベルのシナリオに関する公募を開始しました。
本セミナーでは、京都大学のビシュワナタン特定助教を迎え、世界中のチームからの現在のシナリオ提出物から、シナリオ収集プロセスとその初期分析について紹介します。
モデレーターは京都大学大学院工学研究科の藤森真一郎教授が務めます。
[Dr. Saritha Sudharmma Vishwanathanの紹介]
ビシュワナタン サリータ スダルマ博士は、京都大学工学研究科都市環境工学専攻の特定助教として勤務してます。統合評価モデリングコンソーシアム(IAMC)科学運営委員会(SSC)のインド代表を務めており、シナリオコンパス・イニシアティブの運営委員、ScenarioMIPのHigh-end/Medium Scenarios Development TaskForceのメンバーでもあります。IAMCの下にある国別シナリオ科学ワーキンググループ(SWG)では、藤森真一郎教授、ロベルト・シェーファー教授とともに共同議長を務めています。
彼女の研究は、エネルギー、水、環境、気候変動に関する諸問題に取り組んでいます。現在、主な研究テーマは、1.国別モデリングとシナリオ(エネルギー、産業、建築、農業、温室効果ガス排出量、大気汚染、水、土地、SDGs)、2.社会技術的移行(エネルギー、産業、都市システム)、3.気候正義(エネルギー、石炭、電力、産業)の3つです。方法論としては、統合評価モデリング、ステークホルダーエンゲージメント、定量的および定性的な評価などが挙げられます。
[JST社会シナリオプロジェクトと本セミナーシリーズの紹介]
JST社会シナリオ研究プロジェクトは、わが国の経済・社会の持続的発展を伴う、科学技術を基盤としたカーボンニュートラル社会の実現に貢献するため、望ましい社会の姿を描き、その実現に至る道筋や選択肢、戦略を示す社会シナリオ研究を推進することを目的としています。本プロジェクトでは、「カーボンニュートラル移行の加速に向けた総合知に基づく社会シナリオ」研究に取り組んでいます。脱炭素技術の技術的・コスト的展望に関する定量的な解析、社会への導入のシナリオの検討とともに、カーボンニュートラル社会の実現を加速する新技術創出に資する研究開発から、成果の普及、社会への実装までを見据えた戦略策定や社会システム設計のための研究を行っています。
シナリオの専門家とのセミナーシリーズは、この研究プロジェクトの一環であり、カーボンニュートラル社会への移行を加速するための知識と戦略の情報交換の促進とコミュニティ形成を企図しています。
カーボンニュートラル移行の加速に向けた総合知に基づく社会シナリオプロジェクト
cn-scenario-group★g.ecc.u-tokyo.ac.jp
(★→@)