• 論文

    Alexandros Gasparatos 未来ビジョン研究センター准教授

Alexandros Gasparatos准教授の論文がRenewable and Sustainable Energy Reviewsに掲載されました

バイオ燃料は、多くの国で再生可能エネルギーの選択肢として推進されていますが、その持続可能性については大きな批判を受けています。バイオ燃料の持続可能性に関して最も議論されているのは食料安全保障と考えられ、特に、栄養失調率が高く、バイオ燃料関連の投資が盛んなサハラ以南のアフリカ地域がその対象になっています。

本研究では、バイオ燃料作物の生産による地域の食料安全保障への影響を、複数の作物と場所で一貫したプロトコルを用いて評価しました。その結果、バイオ燃料作物の生産は、作物の種類、生産モデル、バイオ燃料生産のバリューチェーンへの関与などの様々な要因によって、地域の食料安全保障に非常に異なる結果をもたらす可能性があることが示唆されました。

タイトル:


Local food security impacts of biofuel crop production in southern Africa

共同研究者:


A.Gasparatos, S.Mudombi, B.S.Balde, G.P.von Maltitz, F.X.Johnson, C.Romeu-Dalmau, C.Jumbe, C.Ochieng, D.Luhanga, A.Nyambane, C.Rossignoli, M.P.Jarzebski, R.Dam Lam, E.B.Dompreh, K.J.Willise

ジャーナル:


Renewable and Sustainable Energy Reviews
Volume 154, February (2022)
https://doi.org/10.1016/j.rser.2021.111875

お問い合わせ


東京大学未来ビジョン研究センター
准教授 Alexandros Gasparatos
https://ifi.u-tokyo.ac.jp/people/gasparatos-alexandros/