• 論文

    飯島勝矢 未来ビジョン研究センター教授

飯島勝矢教授らの研究論文がGeriatrics Gerontology Internationalに掲載されました

我が国は高齢化が進む中で、2025年に75歳以上の後期高齢者が2000万人を超えると推定されています。さらに過去10年以上、平均寿命と健康寿命の差を短縮させることが出来ていません。
わが国の目指すさらなる健康寿命の延伸、そして健康長寿社会の構築に向けて、日本学術会議・老化分科会から「活力ある超高齢社会の構築に向けて-これからの日本の医学・医療、そして社会のあり方-」として以下の提言を行いました。

  1. 健康長寿社会構築に向けた、医療における「治す医療から治し支える医療」へのパラダイム転換
  2. 高齢者医療に包括的に対応できる次世代の医療人材育成
  3. 高齢者のフレイル対策を医学的視点とまちづくりの両視点からの推進
  4. 高齢者の薬物療法(ポリファーマシー)対策
  5. 医療面及びまちづくりの視点の両面におけるイノベーションの推進、等

これらの点について、具体的な課題と今後の方向性を提示しながら、いつまでも元気で活力のある超高齢社会の実現に向けて、これからの日本の医学・医療、そして社会のあり方を提言しました。

タイトル:


Toward the development of a vibrant, super-aged society: The future of medicine and society in Japan

共同研究者:


Iijima K, Arai H, Akishita M, Endo T, Ogasawara K, Kashihara N, Hayashi YK, Yumura W, Yokode M, Ouchi Y

ジャーナル:


Geriatr Gerontol Int. 2021;21:601-613
DOI: 10.1111/ggi.14201
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ggi.14201

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東京大学未来ビジョン研究センター
教授 飯島勝矢