• 論文

    孫輔卿 未来ビジョン研究センター特任講師
    飯島勝矢 未来ビジョン研究センター教授

孫輔卿特任講師と飯島勝矢教授らの研究論文がNutrientsに掲載されました

サルコペニア(筋肉減弱症)はフレイルの最大要因であり、高齢者の障害と死亡などと関連しています。

本研究は、柏市在住65歳以上の無作為抽出された高齢者を対象とし、栄養(食事と口腔機能)と身体活動、社会性の3要素の実施状態とサルコペニアおよびサルコペニアの3項目(低握力、低筋肉量、低歩行速度)との関連性を検討しました。その結果、栄養と身体活動、社会性とサルコペニアおよびその3項目との有意な関連が示されました。さらに、3要素の実践数を増やすことにより、サルコペニアの有症率が減る傾向も明らかにしました。

本エビデンスは高齢者におけるサルコペニアの予防のために3要素を合わせて日常生活の工夫を実践することの重要性を示し、従来の介護予防事業の取り組みに対して、改めて新しいメッセージを示しています。

タイトル:


Associations of Nutrition-Related, Physical, and Social Factors and Their Combinations with Sarcopenia in Community-Dwelling Older Adults: Kashiwa Cohort Study.

共同研究者:


Weida Lyu, Tomoki Tanaka, Bo-Kyung Son, Yasuyo Yoshizawa, Masahiro Akishita, Katsuya Iijima

ジャーナル:


Nutrients 2022, 14, 3544.
https://doi.org/10.3390/nu14173544
https://www.mdpi.com/2072-6643/14/17/3544

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東京大学未来ビジョン研究センター
教授 飯島勝矢