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No.19
地域システム設計研究ユニット
地域循環共⽣圏を軸とした社会変⾰に向けて〜カーボンニュートラル社会構築のための国際貢献〜
No.19
地域システム設計研究ユニット
要約
提言1:グローバル・サウスにおけるカーボンニュートラル社会への変革を共創していく上で、国際的なカーボンニュートラルに関する社会実装施策を推進すべきである
日本ではカーボンニュートラル社会実現に向け、「脱炭素先行地域」や「地域循環共生圏」などの取組が展開されている。カーボンニュートラル施策と他の重要な施策の組み合わせによって、カーボンニュートラル社会の実現と喫緊の課題の解決の両方を達成できる。このような先進的な取組を「二国間クレジット制度」(JCM)の枠組みを活用し、グローバル・サウスにおける社会実装施策を推進していくべきである。
提言2:社会実装施策の推進を加速するために、特に都市における施策を実施することが望ましく、その成功例の蓄積を重ねていくべきである
日本の都市は、脱炭素化、持続可能な開発実現に向け、中心的な役割を果たし、包括的な取組を機動的に展開していることから、グローバル・サウスにおける社会実装施策を加速していく上で、都市間連携を軸としたパートナー国の都市との協創を推進していくべきである。
この政策提言は、東京大学未来ビジョン研究センター地域システム設計研究ユニットの研究成果の一つです。全文は以下よりダウンロードいただけます。