• 論文

    金沢 大輔 未来ビジョン研究センター共同研究員
    菊池 康紀 未来ビジョン研究センター准教授
    石井 菜穂子 未来ビジョン研究センター教授

金沢大輔共同研究員、菊池康紀准教授、石井菜穂子教授らの論文がProceedings of the National Academy of Sciencesに掲載されました

化学産業はプラスチック等、現代の生活を支える幅広い製品を提供する一方で、直接的・間接的にプラネタリ・バウンダリーズ(Planetary Boundaries)の複数の項目に対して脅威をもたらしています(温室効果ガス排出、窒素・リンの流出、マイクロプラスチック等)。

本論文では、プラネタリ・バウンダリーズを尊重しながら世界の化学産業を温室効果ガス排出ネットゼロに移行させるための定量的な経路(pathway)を複数提示し、その実現に必要なコンセプト・技術・政策等を明らかにしました。

タイトル:


Planet-compatible pathways for transitioning the chemical industry

著者:


Fanran Meng, Andreas Wagner, Alexandre B. Kremer, Daisuke Kanazawa, Jane J. Leung, Peter Goult, Min Guan, Sophie Herrmann, Eveline Speelman, Pim Sauter, Shajeeshan Lingeswaran, Martin M. Stuchtey, Katja Hansen, Eric Masanet, André C. Serrenho, Naoko Ishii, Yasunori Kikuchi, and Jonathan M. Cullen

ジャーナル:


The Proceedings of the National Academy of Sciences of the USA, vol.120
https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2218294120

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東京大学未来ビジョン研究センター
共同研究員 金沢 大輔
https://cgc.ifi.u-tokyo.ac.jp/