• 論文

    孫輔卿 未来ビジョン研究センター特任准教授
    飯島勝矢 未来ビジョン研究センター教授

孫輔卿特任准教授と飯島勝矢教授らの研究論文がGeriatr Gerontol Intに掲載されました

千葉県柏市在住65歳以上高齢者の前向きコホート研究(柏スタディ)の参加者を対象に、栄養(食事と口腔機能)、身体活動、および社会性の3要素の実践状況が7年間にわたる追跡調査でフレイルに及ぼす影響を検討しました。その結果、ベースラインで3要素、2要素、1要素、0要素とその実践数が減ることによって、7年間のフレイル新規発症のリスクが有意に増加することを明らかにしました。さらに、高齢者においては、3要素を継続的に実践することがフレイル予防に重要であることがわかりました。

したがって、本研究論文は高齢者が健康を維持し、フレイルを予防するために、栄養・身体活動・社会性の三本柱の実践の重要性を示唆するものと言えます。

タイトル:


Integrated effects of nutrition-related, physical, and social factors on frailty among community-dwelling older adults: A 7-year follow-up from the Kashiwa cohort study

共同研究者:


Lyu W, Tanaka T, Son BK, Yoshizawa Y, Akishita M, Iijima K

ジャーナル:


Geriatr Gerontol Int
2023 Nov 20. doi: 10.1111/ggi.14734.

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東京大学未来ビジョン研究センター
教授 飯島勝矢