• 論文

    孫輔卿 未来ビジョン研究センター特任准教授
    飯島勝矢 未来ビジョン研究センター教授

孫輔卿特任准教授と飯島勝矢教授らの研究論文がGeriatrics & Gerontology International に掲載されました

近年、高齢者の口腔機能の低下(オーラルフレイル)が大きな問題となっています。その解決方法としては、口腔体操や歯科治療などがあげられますが、その他にも手軽にできる対策が求められています。本研究論文は、口腔機能の向上トレーニングとして使われるガムに注目し、ガム咀嚼習慣と口腔機能、身体機能、認知機能の関係について研究を行いました。

結果として、週30分以上のガム咀嚼習慣がある高齢者は口腔機能のみならず、身体機能、認知機能も高いことが明らかになりました。この結果は、ガム咀嚼習慣が高齢者の健康維持に役に立つ可能性を示唆しています。

タイトル:


Relationship between a gum-chewing routine and oral, physical, and cognitive functions of community-dwelling older adults: A Kashiwa cohort study

共同研究者:


Kawamura J, Tanaka T, Kanno S, Osawa K, Okabayashi K, Hirano H, Shirobe M, Nagatani M, Son BK, Lyu W, Iijima K.

ジャーナル:


Geriatrics & Gerontology International 2023.
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/ggi.14757

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東京大学未来ビジョン研究センター
教授 飯島勝矢