-
飯島勝矢 未来ビジョン研究センター教授
飯島勝矢教授らの研究論文がGeriatricsに掲載されました
飯島勝矢 未来ビジョン研究センター教授
口腔機能の軽微な衰えが重複した状態である「オーラルフレイル」の主要因である歯の喪失は、主に歯周病によって引き起こされる不可逆的な現象です。
本研究では、千葉県柏市在住高齢者を対象としたコホート研究(柏スタディ)のパネルデータを活用し、地域在住高齢者の歯周病とオーラルフレイル新規発症との関連を検討しました。結果として、調査開始時に重度の歯周炎を呈した者では、オーラルフレイル新規発症率が高いことが分かり、従来歯科の分野で徹底されてきた歯周病対策が、オーラルフレイル発症リスクの軽減に寄与する可能性が期待されます。
タイトル:
Severe periodontitis increases the risk of oral frailty: A six‐year follow‐up study from Kashiwa cohort study
共同研究者:
Nishimoto M, Tanaka T, Hirano H, Watanabe Y, Ohara Y, Shirobe M, Iijima K
ジャーナル:
Geriatrics. 2023; 8(1), 25. DOI: 10.3390/geriatrics8010025.
お問い合わせ
東京大学未来ビジョン研究センター
教授 飯島勝矢