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飯島勝矢 未来ビジョン研究センター教授
飯島勝矢教授らの研究論文がJ Nutr Health Agingに掲載されました
飯島勝矢 未来ビジョン研究センター教授
高齢期の口腔機能の維持を目的に、楽しく口の健康意識を高め、食と健康の行動変容を促すCAMCAM (Comprehensive Awareness Modification of Mouth, Chewing And Meal) プログラムが開発されています。CAMCAMプログラムとは、楽しく口の健康意識を高め、食と健康の行動変容を促すことを目的とした、月1回「噛む力を鍛え、栄養をしっかりと取る」ためのカムカム弁当と、口の健康と栄養・食事に関する講話を30分聴講する6ヶ月間の包括的口腔保健プログラムです。
本研究では、CAMCAMプログラムが地域在住高齢者の口腔保健行動やフレイル等に与える影響を検討しました。結果として、調査開始時点でオーラルフレイルを呈していた者では、介入後にオーラルフレイルやフレイルの重症度が有意に改善しました。CAMCAMプログラムは、特にオーラルフレイルの高齢者において、咀嚼、口腔保健、食事に対する意識に加えて、フレイルを改善する可能性が期待できます。
タイトル:
Impact of the Comprehensive Awareness Modification of Mouth, Chewing and Meal (CAMCAM) program on the attitude and behavior towards oral health and eating habits as well as the condition of oral frailty
共同研究者:
Hidaka R, Masuda Y, Ogawa K, Tanaka T, Kanazawa M, Suzuki K, Stading M, Iijima K, Matsuo K
ジャーナル:
J Nutr Health Aging. 2023;27(5):340-347. DOI: 10.1007/s12603-023-1913-1.
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東京大学未来ビジョン研究センター
教授 飯島勝矢