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    梶川 裕矢 未来ビジョン研究センター教授

梶川裕矢教授らの論文がBusiness Strategy and the Environmentに掲載されました

「持続可能な食料システム」への移行は世界にとって大きな課題となっています。特に、コーヒー、紅茶、カカオ、大豆、パーム油などの商品作物は、持続可能性への影響が強く懸念されており、持続可能なグローバルサプライチェーンへの転換が求められます。しかし、生産者や様々な企業を巻き込んで、このような転換を広範囲に行うことは容易ではありません。

本研究では、生産者と消費者の間の重要な仲介者である商社等が、この転換を果たす上で重要となる役割を明らかにしています。市場の需要と生産地域の文脈を深く理解している組織は、ビジネスエコシステムの「オーケストレーターとして、持続可能なシステムへの変化を主導することができる潜在力を持っていることを示しています。本研究では、そのための具体的な能力を明らかにし、実践的な指針を提供しています。

タイトル:


Traders as ecosystem orchestrators for sustainable foods supply chain transformation

共同研究者:


Ranjit Gupta, Cristian Mejia, Shuan Sadreghazi, Yuki Sano, Leticia Sarmento Dos Muchangos, Tomonori Sekiguchi, Hiromi Nakamura and Yuya Kajikawa

ジャーナル:


Business Strategy and the Environment
DOI: https://doi.org/10.1002/bse.3695

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東京大学未来ビジョン研究センター
教授 梶川 裕矢
https://ifi.u-tokyo.ac.jp/en/people/kajikawa-yuya/