飯島勝矢教授が分担執筆および全体統括した「高齢者の自動車運転に関する報告書」が日本老年学会より公表されました

日本老年学会は2024年4月15日に「高齢者の自動車運転に関する報告書」を公表しました。

高齢化率の上昇に伴い、認知症高齢者の危険運転による重大な交通事故の増加が背景にあり、運転による交通事故の危険性が高い高齢者に対して免許の取り消しや自主返納を促進する仕組みが構築されてきました。本報告書では、高齢運転者を取り巻く現状、疾病と運転との関係、社会参加における運転の影響力、運転に関する検査方法、安全運転技能向上のための取り組み、新しい移動手段、運転中止支援について網羅的な内容が含まれています。年齢差別 につながる高齢者に対する一律的な免許返納の考え方は科学的根拠を持たないことも理解していただける内容です。

飯島勝矢教授は「第12章 運転中止後の地域での支援」を執筆、および全体を統括しました。