再エネ・モデリングワークショップの開催

名 称:”再生可能エネルギー・モデリングに関する研究ワークショップ”
日 時:2020年11月19日(木)15:00-17:30
会 場:ZOOM会議
言 語:日本語
主 催:東京大学未来ビジョン研究センター(IFI) 国際エネルギー分析と政策研究ユニット
協 賛:一般社団法人 エネルギー・資源学会
趣 旨:2019年6月に日本の長期戦略は閣議決定され、2050年やそれ以降に向けた長期的な脱炭素の機運は高まってきている。中でも変動性再生可能エネルギーは主力電源化が叫ばれ、大幅導入のためにコスト低減と様々な系統での対策が必須である。こうした対策の立案の際には電源計画モデルなどのモデルによる分析は重要な役割を果たす。
すでに日本では複数のモデル研究チームが時間的に高解像度のモデルを開発し、脱炭素の際の太陽光発電・風力発電や蓄電池や需要応答などの補完技術に関する分析が行われている。しかしながら、こうしたモデル分析の結果はモデルに依存し、モデル間の違いが大きいことが知られている。
本ワークショップでは国内で再生可能エネルギーに関するモデル分析に携わっている研究チームにお声がけし、多様な側面から検討したい。各々のモデルの詳細について議論し、今後の研究課題について議論をしたい。

プログラム(講演者敬称略):
15:00-15:10
趣旨説明:杉山昌広(東京大学)
15:10-15:30
白木裕斗(滋賀県立大学)
「長期低排出発展戦略下の電力システムにおける再生可能エネルギーの役割:EMF35 JMIPからの含意」
15:30-15:50
荻本和彦(東京大学生産技術研究所)
「電力・エネルギー需給解析の進化と新たな課題解決 -エネルギーバランスから調整力、ネットワーク、分散資源-」
15:50-16:10
松尾雄司(日本エネルギー経済研究所)
「再生可能エネルギー大量導入時の経済性評価に関する論点:モデル分析結果を踏まえて」
16:10-16:30
小宮山涼一(東京大学大学院工学系研究科)
「電力需給モデル、エネルギーシステムモデルによる再生可能エネルギー導入可能性分析」
16:30-16:50
濱崎博(デロイト トーマツ コンサルティング)
「TIMESにおいてGISを活用した再生可能エネルギー及び系統制約の再現」
16:50-17:00
西田裕子(自然エネルギー財団)
「LUTモデルによる日本の2050自然エネルギ100%解析」
17:00-17:30
総合討論