AGS(Alliance for Global Sustainability)

趣旨

AGSは、人類の持続的発展という目標に向かって、世界一流の知能を備えた4つの大学―東京大学、マサチューセッツ工科大学(MIT、米 国)、チャルマーズ工科大学(スウェーデン)、スイス連邦工科大学(ETH、スイス)―が協力して研究を行う、人間地球圏の存続を求める大学間国際学術協力としてスタートしました。

地球規模の気候変動、資源・エネルギーの種類とその有効利用、安全な食料と水の確保、効率的な移動手段の開発、環境に配慮した住みやすい都 市の開発など人間地球圏の存続に関わる問題は今日われわれが取り組むべき重要な課題です。大学は技術、科学、経済など幅広い分野の教育、研究 を行っていますが、地球環境と人間活動の全体をテーマとするこの課題は大きく複雑であり、単独の大学や地域、個別の分野だけで解決への有効策を提示することは到底不可能です。このため4つの大学は学問分野と地域の境界を超えてパートナーシップを組み、協力して研究を行うこととしま した。AGSにおけるこれらの研究は人間地球圏の課題についての科学的理解を深めるとともに、政策提言などを通してその成果を実現していくこ とを目的としています。また、AGSはさまざまな分野で持続可能な開発に挑戦できる知識と能力と熱意を備えた次世代のリーダーを育てることも 使命としています。

東京大学AGSでは、サステイナビリティに取り組むひとびとの輪を広げその実現に向けて手を携えて前進していくために、大学の知を基としてさまざまな角度から意見を交わす場を提供するなどの活動も行っています。