• 論文

    菊池康紀 未来ビジョン研究センター准教授

菊池康紀 准教授のグループの共同研究論文2報がWaste Management誌に掲載されました

使用済みリチウムイオン電池の効率的なリユース・リサイクルを実現するために,高電圧パルス放電を利用して正極活物質と集電体であるアルミニウム箔を分離する新しい電気的手法が共同研究により開発されました。この成果により、通常、熱処理や乾式製錬を経てから湿式製錬にて回収することしかできなかったコバルト等金属資源について、高電圧パルスを利用することで直接湿式製錬へ正極粒子を戻すことができるようになります。さらに、正極粒子は活物質の化学組成を保持しており、直接リユースも可能な状態で回収できるようになりました。

また、本研究開発においては、実験的な開発と、技術の将来性を評価するプロスペクティブライフサイクルアセスメント(Prospective Life Cycle Assessment)を組み合わせて実施し、リチウムイオン電池のライフサイクル環境影響が低減できるような条件を探索しながら実験計画を立てて遂行することで、導入後の効果に直結できるような技術開発を行いました。

[Part I]タイトル:


Separation of cathode particles and aluminum current foil in Lithium-ion battery by high-voltage pulsed discharge part I: Experimental investigation,

共同研究者:


Chiharu Tokoro, Soowon Lim, Kaito Teruya, Masataka Kondo, Kazuhiro Mochizuki, Takao Namihira, Yasunori Kikuchi

ジャーナル:


Waste Management, 125, 58-66 (2021)
https://doi.org/10.1016/j.wasman.2021.01.008

[Part II]タイトル:


Separation of cathode particles and aluminum current foil in lithium-ion battery by high-voltage pulsed discharge Part II: Prospective life cycle assessment based on experimental data

共同研究者:


Yasunori Kikuchi, Izuru Suwa, Aya Heiho, Yi Dou, Soowon Lim, Takao Namihira, Kazuhiro Mochidzuki, Taketoshi Koita, Chiharu Tokoro

ジャーナル:


Waste Management, 132, 86-95 (2021)
https://doi.org/10.1016/j.wasman.2021.07.016

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東京大学未来ビジョン研究センター
准教授 菊池康紀
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