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ビヨンド・”ゼロカーボン”を目指す”Co-JUNKAN”プラットフォーム研究ユニット
Co-JUNKANプロジェクト~JAXA沖縄宇宙通信所で種子島産の新規バイオ燃料を用いた発電機運転実証に成功~
ビヨンド・”ゼロカーボン”を目指す”Co-JUNKAN”プラットフォーム研究ユニット
1. 本件の趣旨
東京大学が代表機関を務める科学技術振興機構・共創の場形成支援プログラム(JST・COI-NEXT)「ビヨンド・“ゼロカーボン”を目指す“Co-JUNKAN”プラットフォーム」研究拠点(プロジェクトリーダー: 東京大学未来ビジョン研究センター・菊池康紀教授,以下「Co-JUNKANプロジェクト」)では、地域資源を好循環・高度利用することにより地域課題の解決につなげる取り組みを進めています。このうち副プロジェクトリーダーの東京大学先端科学技術研究センター・小原聡特任教授を課題リーダーとする「食品生産と生態系保全を強化するGX技術の実証・社会実装」の研究グループ※では、ソラリアントキャピタル株式会社、住友商事株式会社、株式会社日本触媒等との参画機関と共同で種子島でのバイオ燃料製造の実証研究を開始しています。2月21日、研究グループは参画機関である宇宙航空研究開発機構(JAXA)の沖縄宇宙通信所(沖縄県国頭郡恩納村)において、種子島産のバイオマスから製造した新規バイオ燃料をディーゼルエンジンで燃焼し発電する実証試験に成功しました。今回の実証試験の結果を踏まえて、プラント規模での実証を加速させ、温室効果ガス排出削減と地域産業の活性化とを両立させる持続可能なシステムの構築に取り組みます。
2. 本件の背景
研究グループは、種子島産のバイオマス(製糖工場から副生するサトウキビ搾り粕(バガス)や、林業から得られる木質チップ等)を原材料として、バイオ燃料やグリーンケミカルなど温室効果ガス排出削減に繋がるような高付加価値製品を製造する技術開発を進めています。地域の基幹産業である農林業や製糖工場に高付加価値製品を作る新たなオプションを加えることで、基幹産業の強化を図り、地域の新たな雇用創出や持続的な農林業の実現を目指しています。
※研究グループに参画する機関一覧
東京大学 / 東北大学 / 千葉大学 / 信州大学 / 農業・食品産業技術総合研究機構・九州沖縄農業研究センター / 国際農林水産業研究センター / 宇宙航空研究開発機構 / 新光糖業株式会社 / ソラリアントキャピタル株式会社/ 株式会社日本触媒 / 株式会社タクマ / 日揮ホールディングス株式会社 / 住友林業株式会社 / 常石造船株式会社 / 住友商事株式会社 / DM三井製糖株式会社 / サントリーホールディングス株式会社 / 株式会社オオツカデイゼル / 日本ノッズル精機株式会社 / オーストラリア・クイーンズランド州
問合せ先:
CO-JUNKAN拠点
web-coi-riec-group[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp
([at]を@に変更して送信してください。)