• 論文

    中尾杏子 未来ビジョン研究センター特任研究員
    井出博生 未来ビジョン研究センター特任准教授
    古井祐司 未来ビジョン研究センター特任教授

古井祐司特任教授らの論文が「厚生の指標」に掲載されました

健康保険組合が行う特定健康診査・特定保健指導では、特に被扶養者に対する特定保健指導の実施率が低いことが課題となっています。2018年度のデータによれば、健康保険組合全体の特定保健指導の実施率が25.9%であるのに対し、被扶養者では12.6%に留まっています。本研究では、特定保健指導におけるどのような実施方法・実施体制(プロセス・ストラクチャー)が特定保健指導の実施率と関連しているのかを、東京大学が運営している「データヘルス・ポータルサイト」のデータを用いて検証しました。分析の結果、「専門職との連携」することと「対面で本人の健診結果を説明」することが、被扶養者の特定保健指導の実施率の向上と関連していることが示唆されました。

タイトル:


健康保険組合における被扶養者向け特定保健指導事業の効果的なプロセス・ストラクチャー -データヘルス・ポータルサイト 平成30年度事業報告データによる検証-

共同研究者:


濱松由莉, 井出博生, 中尾杏子, 古井祐司

ジャーナル:


厚生の指標 2021:68(4)1-8

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東京大学未来ビジョン研究センター
データヘルス研究ユニット
https://ifi.u-tokyo.ac.jp/units/data-health/