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菊池康紀 未来ビジョン研究センター准教授
菊池康紀准教授のグループの研究論文がJournal of Cleaner Production誌に掲載されました
菊池康紀 未来ビジョン研究センター准教授
技術経済性分析とライフサイクルアセスメントを用いて、蓄電池援用型オフグリッド水素製造における水素製造コストと環境影響(ライフサイクルからの温室効果ガス排出量と資源消費インパクト)を定量化しました。
蓄電池援用型オフグリッド水素製造では、蓄電池を用いて太陽光エネルギーの変動を調整し、水電解により水素を生産します。太陽光パネル、蓄電池、電解装置のそれぞれの技術ロードマップから、生産技術の将来性を抽出し、最適な規模を探索する最適化設計を行いました。水素コスト政策目標(30 JPY/Nm3など)を達成しうる条件や、環境影響が緩和する条件などが明らかとなりました。
タイトル:
Techno-economic and life cycle analyses of battery-assisted hydrogen production systems from photovoltaic power
共同研究者:
Narihisa Sako, Michihisa Koyama, Tatsuya Okubo, Yasunori Kikuchi
ジャーナル:
Journal of Cleaner Production
298 (2021) 126809
https://doi.org/10.1016/j.jclepro.2021.126809
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東京大学未来ビジョン研究センター
准教授 菊池康紀
https://ifi.u-tokyo.ac.jp/people/kikuchi-yasunori/