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齋藤 直紀
Naoki Saito特任助教
経歴
東京大学未来ビジョン研究センター特任助教。博士(工学)、一級建築士。慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程、同大学院助教(有期)を経て、現職。
専門はインフラストラクチャーの活用による都市・地域再生手法の開発。現在はロンドンと東京の高架下空間における都市再生事例や、高架下空間を含む駅前広場の評価手法、また首都高の高架下空間の所有形態と利用実態の解明といった高架下空間に関する研究のほか、東京大学連携研究機構不動産イノベーション研究センター(CREI)では集団移転元地の管理・活用手法、地方都市における空き家の活用手法に関する研究に取り組んでいる。共編著として、『Emergent Tokyo』(ORO Editions, 2022)および『東京の創発的アーバニズム』(学芸出版社, 2022)がある。
研究分野
- 都市形態学
- 都市・建築計画
- 都市・地域再生
書籍
- 『東京の創発的アーバニズム: 横丁・雑居ビル・高架下建築・暗渠ストリート・低層密集地域』、学芸出版社、2022年10月
- 『EMERGENT TOKYO : Designing the Spontaneous City』、ORO Editions、2022年4月
主要論文
- Satoshi Sano, Naoki Saito:Use it or lose it: The (im)possibility of interpreting traditional Japanese spatial forms within contemporary architectural practice, Serbian Architectural Journal, 14(3), pp.81-110, 2023年12月
- 井上岳, 大村高広, 齋藤直紀:コロナ禍以降の社会環境における郊外の空き家利活用の可能性 -神奈川県海老名市での工房付きアパートメントの改修を通して-, 住総研研究論文集・実践研究報告集, No.49, p.281-288, 2023年5月
- 齋藤直紀, アルマザンホルヘ : 東京都区部における鉄道高架下空間の構成形式 空間構成と利用実態からみた東京都区部の残余空間の再評価(2), 日本建築学会計画系論文集, 第769号, p.771-780, 2020年3月
- 齋藤直紀, 巽祐一, アルマザンホルヘ : 渋谷川流域の住宅地における暗渠上路地の空間構成 空間構成と利用実態からみた東京都区部の残余空間の再評価, 日本建築学会計画系論文集, 第757号, p.713-723, 2019年3月
書評、解説、その他
- [論考]『HAPPY TURN、その後』、「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会『HAPPY TURN』」アーカイブ、東京藝術大学青木淳研究室、p.44-50、2023年9月
- [論考]『渦をつくる運動』、アーカイブブック「鳥は泳ぎつづけている」、東京藝術大学青木淳研究室、2022年9月
- [論考]『瓦礫から鉢植えへ』、SD2021、鹿島出版会、pp.93-96、2021年12月(共同執筆:大村高広)
- [作品]拡張する都市型展覧会「AUGMENTED SITUATION D」、シビック・クリエイティブ・ベース東京+渋谷の街中、2023年2月
- [展示]”Make Do With Now – New Directions in Japanese Architecture”, S AM Swiss Architecture Museum, November 12, 2022, to March 12, 2023
- [改修]新宿ホワイトハウス、新宿ホワイトハウス(原設計:磯崎新)、2021年4月
受賞
- Pattis Family Foundation、Global Cities Book Award Finalist、2023年10月
- SDレビュー2019、入選・奨励賞、2019年8月
- ISAIA2018、Excellent Research Award in Academic Sessions_Oral Presentation、2018年10月
- トウキョウ建築コレクション、⼊選、2016年3月
- 第14回jia関東甲信越⽀部⼤学院修⼠設計、優秀賞、2016年3月
所属学会
- 都市計画学会
- 日本建築学会