小中学生向け「データヘルス授業」におけるアンケート調査
【東京大学倫理審査専門委員会 審査番号】
24-291
【研究の概要】
従来から行われてきた生活習慣病予防対策は、主に成人を対象としたものですが、親のおやつの与え方が成人後の過体重に影響することが示されているなど、学童期は生涯を通じた健康づくりの基礎となる重要な時期です。また、児童・生徒期に保健についての学習内容が多いほど、成長後、生活習慣病への予防意識が高く望ましい生活習慣が身についているという先行研究もあり、早期からの予防教育は成人後の健康増進の基盤になると考えられます。
学童期における生活習慣病予防教育は、学習指導要領に基づき保健体育の一部として行われていますが、本研究では、外部の専門家講師により、学習指導要領の内容に加え、データに基づく生涯の身体の変遷や地域の健康状況に応じた授業(データヘルス授業)を行います。
この授業は、児童生徒に自身と家族の健康に関心を持ってもらい、主体的な学びと積極的に行動する態度を育てることを目的とします。また、学習を通じて児童生徒の創造性が引き出されるよう教材を工夫し、児童生徒が必要な知識を身につけ生涯にわたって健康な生活を送ることができるよう支援する取組みを行います。
このような背景のもと、本アンケート調査では、授業を通じた児童生徒の健康に対する意識・行動変容や、授業で学んだ知識が家族にも伝播し、児童生徒を起点に家族全体の生活習慣の改善につながる様子を捉えることを目的とします。
【研究計画書】
研究計画書
【研究機関名・責任者】
東京大学未来ビジョン研究センター 特任教授 古井祐司
【問い合わせ、苦情などの連絡先】
連絡責任者:学術専門職員 上村晴子
住所:東京都文京区本郷7-3-1
電話:03-5841-0934
E-mail: dh-jimu★ifi.u-tokyo.ac.jp
(★→@に置き換えてください)