SDGsアクションフォーラムが開催されました
7月30日、国連開発計画(UNDP)と国連SDGsアクションキャンペーンの主催により、SDGsアクションフォーラムが国連大学本部で開催され、150人以上が参加しました。阿部俊子外務副大臣をはじめ、政府機関、自治体、国際団体、民間企業、ユース団体、市民社会、アカデミア、メディアなどの様々な主体から講演者が招待され、SDGsをめぐる国際的な潮流や知見を共有するとともに、関係者が地域や世代を超えて協働し、さらには日本国内外のSDGs達成に向けた取り組みのために、いかに連携すべきかについて討論しました。
春日文子フューチャー・アース日本ハブ事務局長は、科学、技術とイノベーションのセッションで講演しました。気候変動による地球的なネガティブフィードバックとその人間社会への影響や、意思決定プロセスにおける科学の役割について言及しました。また、グローバル研究プロジェクトの一つであるGlobal Land Programmeのシナリオ分析を事例として説明し、新たなビジネスの可能性も提案しました。
続くセッションでは、UNDP親善大使の紺野美沙子氏やパラリンピック選手、若手世代など様々なステークホルダーが活発に意見を交換し、SDGsを各地域で実践していくためのアイディアや進行中の活動の紹介、ユースがリーダーシップをとるために次世代をより積極的に呼び込むための工夫、「バタフライ効果キャンペーン」などマルチステークホルダーアクションのために必要なイノベーティブなツール、アプローチ、キャンペーンなどについて話し合いました。
同時に、根本かおる国連広報センター所長やジャーナリストの国谷裕子氏らは、地球環境や人間社会における現実の課題についても明確に指摘しました。今回のフォーラムは、日本SDGsアクションプランの実現に向けた具体的な示唆となるとともに、日本と世界でのSDGs推進のための協働とアクションの飛躍的な活性化につながることが期待されます。