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    井出博生 未来ビジョン研究センター特任准教授

井出博生特任准教授らの論文がThe International Journal of Care and Caringに掲載されました

*この論文は、2021年に The International Journal of Care and Caringで最もダウンロードされた論文の一つになりました。

日本は「介護危機」に直面しています。ロボットを活用した介護の政策的な展開を見据え、潜在的にどの程度まで利用ニーズがあるのか調査が必要です。

本調査では、在宅の介護専門職が介護ロボットの開発・使用をどのように考えているか考察しました。専門家はロボットによるケアに懸念を示す一方で、ロボットの「身体的支援」「コミュニケーション」「モニタリング」機能に対して肯定的に捉えていました。現在までのところ、ごく少数の専門職が介護保険からの保険給付の対象となるロボットの使用を勧めたことがありました。ロボットによる介護を効果的に取り入れるためには、専門家個人の選好に加え、政策による後押しが必要だと考えられます。

タイトル:


The ageing care crisis in Japan: is there a role for robotics-based solutions?

共同研究者:


Hiroo Ide, Naonori Kodate, Sayuri Suwa, Mayuko Tsujimura, Atsuko Shimamura, Mina Ishimaru, and Wenwei Yu.

ジャーナル:


The International Journal of Care and Caring.
DOI https://doi.org/10.1332/239788220X16020939719606

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東京大学未来ビジョン研究センター
特任准教授 井出博生
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