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山野 泰子
Hiroko Yamano講師
経歴
東京大学教養学部生命・認知科学科卒業、同大学院総合文化研究科広域科学専攻修士課程修了。同大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻より博士号(工学)を取得。東京大学政策ビジョン研究センター助教を経て、2019年より東京大学未来ビジョン研究センター助教、2023年より同講師(現職)。人工知能学会学会誌編集委員、情報処理学会主催ネットワーク生態学研究会幹事、ネットワーク科学勉強会運営委員。
複雑ネットワークのダイナミクスや構造、高次相互作用に関する研究および実データを用いた実証分析を行っている。近著に以下がある。
山野泰子, 学術図書『地域ネットワーク解析:ビジネス生態系におけるつながりの構造と新陳代謝』, 東京大学出版会, 2024.2.15発行(2023科研費 研究成果公開促進費採択)
Regional Network Analysis — The Structure and Metabolism of Linkages in Business Ecosystems
研究分野・関心領域
- 複雑ネットワーク科学
- 計算社会科学
- 地域クラスター論
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最近の解説記事として以下がある。
- 論文解説:Yamano H, Liu S, Toriumi F. Hypergraph modeling of complex interactions: Applications from human musculoskeletal structures to complex system dynamics. PLoS ONE 19(11): e0310189 (2024)
https://ifi.u-tokyo.ac.jp/news/19080/ - 著書解説:『地域ネットワーク解析:ビジネス生態系におけるつながりの構造と新陳代謝』(東京大学地域未来社会連携研究機構:参画教員紹介)
https://frs.c.u-tokyo.ac.jp/20240604/2200/ - 論文解説:Yamano, H., Asatani, K. & Sakata, I. Evaluating Nodes of Latent Mediators in Heterogeneous Communities. Sci Rep 10, 8456 (2020)
https://ifi.u-tokyo.ac.jp/news/7054/
研究プロジェクト
- 複雑ネットワークの解析手法および適用領域の探索
- 大規模企業間取引データを用いた高次取引先企業間の影響関係の推定
- 多層モデルを用いた神経・筋骨格ネットワークの高次相互作用と頑健性
論文(査読付)
- Yamano H, & Sakata I. (2023). Supply chain dynamics beyond optimization: Metabolism of regional inter-firm networks. Heliyon, 9(5).
https://doi.org/10.1016/j.heliyon.2023.e16104 - Asatani K, Yamano H, Sakaki T, Sakata I. (2021). Dense and influential core promotes daily viral information spreading in political echo chambers. Scientific Reports, Vol. 11, 7491.
https://www.nature.com/articles/s41598-021-86750-w - Yamano H, Asatani K, Sakata I. (2020). Evaluating nodes of Latent Mediators in Heterogeneous communities. Scientific Reports, Vol. 10, 8456.
https://www.nature.com/articles/s41598-020-64548-6
国際会議プロシーディングス(査読付)
- Yamano H, Sakata I. (2023). Assessing research trends and scientific advances in well-being studies. Proceedings of the AAAI Spring Symposium: Socially Responsible AI for Well-being (AAAI-SRAI 2023), p. 111-117.
https://ceur-ws.org/Vol-3527/ - Yamano H, Sakata I. (2022). Role of Brokers and Clusters in the Inter-firm Network Dynamics: Evolution Map Perspective. 2022 Portland International Conference on Management of Engineering and Technology (PICMET), p. 1-9. IEEE, doi: https://ieeexplore.ieee.org/document/9882636
解説記事
- 山野泰子, 井上昂治, 榊剛史, 山本祐輔, 岩澤駿. (2024.5).アーティクル: 表紙企画 人工知能をめぐる旅:JSAI研究会の窓③ —知識ベースシステム研究会(KBS)—人工知能, 39(3),435-437.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsai/39/3/39_435/_article/-char/ja - 山野泰子, 榊剛史, 井上昂治, 山本祐輔, 岩澤駿, 松原仁, 杉本舞, & 谷口忠大. (2023.11).アーティクル: 表紙企画 人工知能歴史絵巻: これまでのAI これからのAI ⑥—研究者が考える未来のAI: 道は行くことでつくられる—人工知能, 38(6), 975-979.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsai/38/6/38_975/_article/-char/ja/ - 山野泰子, 井上昂治, 榊剛史, 岩澤駿, 松原仁, 杉本舞, & 谷口忠大. (2023.5). アーティクル: 表紙企画 人工知能歴史絵巻: これまでのAI これからのAI ③ —2度目の冬の蠢き—. 人工知能, 38(3), 440-443.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsai/38/3/38_440/_article/-char/ja/ - 水野貴之, 山野泰子. (2023.3). 特集巻頭言「ネットワークとグラフとの出会い」にあたって. 人工知能, 38(2), 99-100.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsai/38/2/38_99/_article/-char/ja - 山野泰子, 岡本洋, 坂田一郎. (2023.3). 特集「ネットワークとグラフとの出会い」企業ネットワークの動的メゾスコピック構造. 人工知能, 38(2), 117-124.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsai/38/2/38_117/_article/-char/ja/
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 大規模企業間取引データを用いた高次取引先企業間の影響関係の推定
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
2024年4月 – 2027年3月
担当区分:研究代表者 - 複雑ネットワークの解析手法および適用領域の探索
国立情報学研究所 公募型共同研究(研究企画会合公募型)
2024年4月 – 2025年3月
担当区分:研究代表者 - 大規模企業間取引データを用いた企業の新陳代謝解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
2019年4月 – 2024年3月
担当区分:研究代表者 - 地域ネットワーク解析-ビジネス生態系に おけるつながりの構造と新陳代謝
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究成果公開促進費(学術図書)
2023年4月 – 2024年2月
担当区分:研究代表者