協会けんぽにおける今後の保健事業等の基盤整備を目指した調査分析
【東京大学倫理審査専門委員会 審査番号】
２３－１２２
【研究の概要】
本研究は、中長期的な視点から医療費適正化等の施策について全国健康保険協会（協会けんぽ）が東京大学に委託して実施するものである。協会けんぽの活動、加入事業所、加入者の特性、保健事業の実施上の課題などを前提とし、協会けんぽの内部では実施できない高度な分析手法を用いた分析を行い、協会けんぽの課題解決につなげることを目的とする。具体的には以下の4つの分析課題を取り扱う。
1）効果的な特定保健指導内容の分析
2）特定保健指導リピーター対策に関する分析
3）コロナ前後における医療機関受診・医療費の変化に関する分析
4）加入者の医療費および健康状態と離職に関する分析
保険者の法定事業である特定健診・特定保健指導が再来年度から大きく見直され、次期に向けて保健指導の効果に関してエビデンスが必要であるとされている。本調査研究では、対象者の健康課題と特定保健指導の内容の対応による成果の差、特定保健指導を繰り返す人（リピーター）に関する分析を行う。新型コロナウイルス感染症のような外生ショックが起き、医療需要が不連続に変化した場合の影響の評価、加入者の傷病と離職に関する属性別・業態別・地域別の分析を行う。成果は中長期的な政策提言、短期的にも保健事業に活用することを目指す。
【研究計画書】
研究計画書
【研究機関名・責任者】
東京大学未来ビジョン研究センター 特任准教授 井出博生
【問い合わせ、苦情などの連絡先】
連絡責任者：特任准教授 井出博生
住所：東京都文京区本郷7-3-1
電話:03-5841-0934
E-mail: dh-jimu★ifi.u-tokyo.ac.jp
(★→@に置き換えてください)