データヘルス研究ユニット データヘルス計画の標準化に関する研究

背景

「データヘルス計画」とは、医療保険者がレセプト等のデータの分析に基づき加入者の健康保持増進に資する事業を実施する保健事業計画です。政府の「日本再興戦略2013」により、健康保険組合をはじめとする保険者に「データヘルス計画」の作成・公表、事業実施、評価等の取組が求められました。さらに「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)2020」において、保険者の「データヘルス計画」の標準化を推進する方針が示されました。

データヘルス計画の標準化として、予防・健康づくりに関するデータベースの標準化、評価指標の標準化、そこから得られる保健事業の方法・体制のパターン化などがあります。データヘルス計画を標準化し、標準化された予防・健康づくりデータをレセプト、健診データ等と併せて分析することで、保険者による保健事業の実効性を上げるための知見が得られます。国民皆保険制度下に導入されたデータヘルス計画の標準化を通じて、地域・職域の健康課題を解決し、国民の健康寿命の延伸や医療資源の最適化に寄与することが求められています。

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