バイオテクノロジーの分野では、従来の遺伝子組換えにとどまらずゲノム編集をはじめ様々な新興技術が開発され、食農分野への応用も進展しています。本ユニットでは、そうした新たなバイオテクノロジーを社会に導入する際の考慮事項(技術の社会影響:テクノロジーアセスメント、安全性とELSIの課題の検討)等へ取り組むとともに、こうした新しい技術はより大きな社会的な文脈を抜きに語ることはできないことから、昨今SDGsやサーキュラーエコノミーの観点からも各国で議論が高まっている「バイオエコノミー」についても、公共政策大学院のSTIG等と連携して行政・専門家等を中心に社会の主要なステークホルダーを含む政策プラットフォームの形成やトランジションの在り方について検討します。