安全保障研究ユニット 経済安全保障分野における主要国の動向(米中欧)と日本が採るべき政策

本研究では、米中欧の政策動向調査と科学技術界の動向調査を2本柱とし、以下5つの内容について文献・資料収集、聞き取り調査、専門家間の議論による情報収集と分析を行います。

①米国の政策動向:米国政府による輸出管理体制の強化政策の分析、および米国議会・科学界・産業界・多国間協力枠組みにおける議論の分析
②中国の政策動向:中国政府による科学技術政策の分析、および中国の科学界と産業界における研究開発・技術発展の動向分析
③欧州の動向分析:EUの経済政策およびインド太平洋戦略の動向分析、その背景となる英仏独の各国議会・産業界・関係利益団体・シンクタンクにおける議論の動向分析、および対中国政策および人権デューディリジェンスの強化を後押しする世論の動向分析
④技術動向分析:重要・新興技術の研究開発動向と国際標準化・規制適用をめぐる議論の動向分析
⑤国際情勢の動向に即した分析:エコノミックステートクラフト概念をめぐる国際研究の動向、ウクライナ侵攻後のロシアに対する経済制裁の有効性など、国際情勢の動向に即した調査分析

本プロジェクトでは、国際政治経済、安全保障、米国外交、アジア・中国の政治経済、科学技術社会論等、関係分野の第一線で活躍する学内外の専門家を迎え、学際性の高いチームで調査研究に取り組みます。