科学技術イノベーションがますます大きな力を持つ現代社会においては、イノベーションを適正な方向に舵取りしながら進めていくことが重要です。本研究部門は、科学技術イノベーションの政策・経営・社会デザインに関する多様な学問分野を起点とした新たな学理の創出を目指すとともに、学内外の研究者、ステークホルダーとの連携を通じて、ELSI(倫理的・法制度的・社会的課題)といったさまざまな影響を考慮した望ましい経済成長を促すために、適切な技術の社会実装に向けた知的貢献を行います。
研究ユニット
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新規技術・システムの評価
研究開発段階や、社会課題解決のために喫緊の導入が検討されるべき、新規な技術やシステムについて、技術評価を実施しています。また将来技術・システムに関する分析を実施するために、技術モデリングやシステムシミュレーションなどを実施しています。 -
知的財産権とイノベーション
研究ユニット知的財産制度が企業のイノベーションに与える影響は複雑化しています。このような現状を踏まえ、本ユニットでは次世代の知的財産権制度(特に特許制度)のあり方について研究を行い、それに基づいて政策選択肢の発信を行います。 -
次世代スカイシステム研究ユニット
「空」は、国家的な戦略領域であり、空を利用する航空産業は、世界的にみて政策的方針が重要な分野です。本ユニットは、東京大学における次世代スカイシステム研究のハブとなることを目的としています。 -
データヘルス研究ユニット
本ユニットでは、データヘルスによる日本の健康課題の”見える化”と課題解決策のパターン化を通して、健康施策の実行性および質の向上を図ることを目指します。 -
ライフスタイルデザイン研究ユニット
本ユニットでは、食事、運動、メンタル、睡眠、病気、寿命などの医学的要素はもちろんのこと、家庭、仕事、防災、政治、地域との関わりなど社会的要素、また趣味、占い、音楽などの感情的要素なども考慮に入れた、総合的なライフスタイルのデザインを探求していきます。 -
データガバナンス研究ユニット
Society5.0の目指す社会を実現するため、個人情報とフィジカル空間のサービスが結合する様態での利用に関して、データ取扱規範としての標準ルールを提案していくことを目指します。 -
グリーントランスフォーメーションとイノベーション研究ユニット
グリーントランスフォーメーションとそのためのイノベーションのあるべき姿は未来ビジョンの大きなテーマであり、当センターのイノベーション部門の研究ユニットとして、カーボンニュートラルや持続可能な社会の実現に向けた研究教育を推進していくことを目的としています。 -
技術ガバナンス研究ユニット
複合的リスク・ガバナンスの問題は、公共政策における意思決定とマネジメントの問題と言えます。本研究ユニットでは、様々な専門分野や多様な実践に基づく知見をいかに俯瞰的に構造化するのか、そのような意思決定の実施メカニズムをどのように構築するのか、といった課題について検討します。 -
産学及び社会連携システム研究ユニット
本ユニットでは、大学と社会との連携をより密なものとするため、両者間のインタフェース(組織、ルール、担い手としての専門人材、手法等)に関する研究とそれを踏まえた政策提言を行っていきます。 -
より良い未来社会を推進する大学間パートナーシップ
東京大学がイニシアチブをとり、中国とインドのリーディング大学、欧米の著名大学をパートナーとして、アジアにおけるSociety 5.0の実現のためのパートナーシップを構築します。 -
理想の空気を持続するサーキュラーエコノミービジネスモデル連携研究ユニット
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新しいイノベーションモデル研究ユニット