向山准教授の書籍が出版されました

SSUユニットのメンバー、向山准教授の書籍が出版されました。

タイトル: Fueling Sovereignty: Colonial Oil and the Creation of Unlikely States
著者: Naosuke Mukoyama
出版社: Cambridge University Press

天然資源の存在はヨーロッパ諸国による対外進出の推進力となり、その結果としての植民地化と脱植民地化のプロセスの中から、今日存在する主権国家の大多数が生まれました。では天然資源は、旧植民地の独立過程にどのような影響を与えたのでしょうか。もし資源がなかったら、世界地図は大きく変わっていたのでしょうか?Fueling Sovereigntyは、現代における最も重要な天然資源である石油に焦点を当て、こうした疑問に回答する著作です。本書では、植民地時代の石油をめぐる政治がいかにして「本来存在するはずのない」小さな国家の誕生に貢献したのかを、ブルネイ、カタール、バーレーンなどを主な事例として、一次資料を用いつつ説明しています。
詳細は、Cambridge University Pressのウェブサイトでご覧ください。