緊急企画オンラインセミナー「コンゴ東部における紛争の激化」を開催しました

未来ビジョン研究センターSDGs協創研究ユニットは、NPO法人RITA-Congoとの共催で、緊急企画オンラインセミナー「コンゴ東部における紛争の激化」を開催いたします。コンゴ民主共和国東部で武装勢力M23による紛争が激化し、1月27日には北キヴ州の州都ゴマへの攻撃を開始し、制圧を宣言しました。ノーベル平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲ医師のパンジ病院がある南キヴ州にも危機が迫り、医師がEUに救援を求める事態になっています。この状況を憂慮し、【2/6(木)19時】より緊急オンラインセミナーを開催いたしました。

日時:2025年2月6日(木)19:00-20:30 (JST)
会場:オンライン(Zoomウェビナー)
言語:日本語・フランス語(同時通訳あり)

開催趣旨:1990年代から紛争が続くコンゴ民主共和国(以下、コンゴ)の東部では、2021年から武装勢力M23が闘争を激化させてきました。コンゴ政府は東アフリカ共同体(EAC)の地域軍(2022~23年派兵)や南部アフリカ開発共同体(SADC)の部隊(2023年12月から派兵)に支援を要請してきました。それにもかかわらずM23は東部の主要都市・地域を次々と制圧し、1月27日に北キヴ州の州都ゴマでの攻勢を開始し、大勢の住民が国内外に避難する事態に至りました。1月末現在、M23の攻勢は昨年国連PKOが撤退した南キヴ州に迫り、ムクウェゲ医師のパンジ病院も攻撃の危機にさらされています。首都キンシャサでは、ルワンダ大使館のみならずアメリカやフランスの大使館に対しても市民がデモを行い、M23の闘争とルワンダの関与をやめさせるよう訴えています。ルワンダ政府は関与を一貫して否定しているものの、国連専門家グループはルワンダがM23を支援していると指摘しています。
なぜ、2013年に「敗北」したとされるM23が「復活」し、大きな勢力を持つに至ったのか。北キヴ州には世界最大規模の国連PKOとSADC部隊が展開しているにもかかわらず、なぜM23の攻勢を止められないのか。現地からゲストを招いてお話を聞きました。

登壇者:
司会:華井和代(東京大学特任講師/RITA-Congo代表理事)
解説者:米川正子(神戸女学院大学教授/RITA-Congo顧問)
ゲスト:Christian-Geraud Neema Byamungub (Africa Policy Research Institute)

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