ナノテクノロジーイノベーション研究ユニット

【本ユニットは、2024年8月をもちまして研究活動を終了いたしました】

趣旨

ナノテクノロジー領域では、例えば、農林水産物等を活用したテーラーメイドのナノ構造体と先進のナノカーボン(フラーレン、カーボンナノチューブ等)とのナノ・ナノ複合化による石油由来材料を超える新規機能材料の創出等、多くのイノベーションが期待されています。こうしたことを受けて、米国では科学技術イノベーション政策の重点領域の一つとなっています。我が国においても、ナノテクロジー研究を戦略的に進めるための政策立案が必要であるが、その前提として、研究戦略、ロードマッピング、知財マネジメント等のイノベーション政策立案を支援する手法の高度化が求められています。また、技術の性格上、研究成果の実用化のためには、工業的園芸作物の集積・保管・移動やナノ材料の安全性に関する制度の整備も求められています。先端ナノテクノロジー研究の現場と密な連携を取りながらこれらについての研究を行います。

研究内容
  • ナノテクノロジー領域におけるイノベーション力強化に向けた政策提言
  • イノベーション戦略等の立案のための政策支援ツール群を用いた科学的政策立案に関する政策提言
  • 研究成果の実用化のために欠かせない工業的園芸作物の集積・保管・移動やナノ材料の安全性に関する制度の提言