理想の空気を持続するサーキュラーエコノミー
ビジネスモデル連携研究ユニット

趣旨

持続可能な社会の要であるサーキュラーエコノミーの研究・教育を行っています。
サーキュラーエコノミーとは、採掘・加工・消費・廃棄というように資源を直線的に利用するのではなく、リサイクルやリユースを行うことで循環利用する経済の仕組みを指します。

特に今後不足が予想される資源や、採掘・加工時に大きな環境負荷を与える資源については、それらを循環利用する仕組みが不可欠であり、その検討・構築には産学公、様々な主体の協力が必要です。

一方で、どのような循環利用のやり方が技術的に可能か/環境負荷を低減できるか、どの資源を重点的に扱うべきか、経済システムやビジネスモデル、人々の価値観をどのように変革すべきかなどを、ライフサイクルアセスメント(LCA)、マテリアルフロー分析(MFA)、計量経済分析、シナリオ分析などの研究手法、公共政策学、社会学、トランジション研究などの知見、実際の生産データなどを用いて研究する必要もあります。

本研究ユニットでは、まず『理想の空気』を実現するための資源の循環利用をテーマとして取り上げ、得られた手法を他分野に水平展開することを目指します。そのために、様々な分析や産学公の協創を通じて、サーキュラーエコノミーに必要な技術・システムや社会経済的インフラ、ビジネスモデルを明らかにしていきます。