ビヨンド・”ゼロカーボン”を目指す”Co-JUNKAN”プラットフォーム研究ユニット

趣旨

地域の持続的な発展のためには、ネットゼロカーボンへの取り組みが、環境・生態系、食料生産、雇用、伝統・文化の発展など地域の豊かさに繋がるビヨンド・“ゼロカーボン”を目指す必要があります。この実現には、最新の科学・技術的アプローチを活用した地域固有の条件に応じた最適なシステムの設計、さらに地域知(特長や情理)を有する地域の人々、最先端の知を有する研究者、技術と実行力を有する技術者・企業間の連携、つまり、産・学・公の共創が極めて重要です。

本ユニットでは、技・知・人が有機的かつ高度に産学公の間で循環し合えるCo-JUNKANプラットフォームを開発・実装します。ここでは、多種の技術や知に関するデータへアクセスできる情報基盤RE-CODEを実装し、異なる世代や立場の多様な人々が互いに学びあうCo-learningの場において活用していくことで、将来の社会を先制的に描き実現していくことを可能とします。

特に、Co-learningの実践・実証、交通・エネルギー、農林業GX、エネルギー需給構造など、ビヨンド・“ゼロカーボン”に不可欠な技術システムの開発・地域実証等を、岩手県、和歌山県、佐渡市、西之表市、中種子町、南種子町、クィーンズランド州などの地域サテライトで実施していきます。