趣旨
Society5.0の目指す社会を実現するため、個人情報とフィジカル空間のサービスが結合する様態での利用に関して、データ取扱規範としての標準ルールを提案していくことを目指します。
研究内容
生活、ヘルスケア、医療分野等を中心にデータガバナンスについての研究に取り組みます。
具体的には、
- メディカル・ヘルスケアデジタルデータの個人による管理とその活用に関する研究
- 大学等研究機関や企業におけるパーソナルデータとAIによる利活用ルール
- SINETの民間開放に際してのコンテンツとデータ利活用に関するルール
- デジタルデータの来歴管理標準の策定
- デジタルデータとAI利活用に関するガバナンスとエンフォースメント
などについて、各国別や分野別の比較法制度研究を行うとともに、質問票調査およびリビングラボ的アプローチなどを通じて、個人情報を含むデータ利活用の社会受容性を評価します。これらの結果をもとに個人情報を含むデータを利用したサービスやそのガバナンスの在り方について取りまとめ、本課題に関する政策提言として発信します。